ウォール街: 著名ベアがブルに変身

今朝目についた二つの見出しです。

ビジネス・インサイダー
ウォール街の最大のベアがブルに転身


CNN
走り続けるブル。上げ相場が始まってから2000日が経過です。

ブルマーケットが始まった日に生まれた子どもたちは、今日、幼稚園に入園している。(CNN)
上げ相場が誕生してから2000日も経った今日、強気になったベアというのは誰でしょうか?正解は、ウォール街で最も弱気として知られるドイツ銀行のストラテジスト、デービッド・ビアンコ氏です。ビジネス・インサイダーは、こう書いています。
ビアンコ氏は、S&P500指数の年末目標値を大きく修正した。
2014年: 1850から2050に上方修正
2015年: 2000から2150に上方修正
2016年: 2300
ストラテジストたちの今年の年末目標の中央値は2000だから、ビアンコ氏は明らかにブルに転身だ。
「米国経済のおだやかな成長は今後も続き、アメリカが近い将来に景気後退に落ち込む可能性はない」、というのがビアンコ氏が強気になった理由です。

読者たちは、こんなコメントを書き込んでいます。
・ 過去5年間、ビアンコ氏の見方は間違っていた。そして今日強気になった氏の意見を聞く価値はあるのだろうか?(AALAN2)
・ 同感だ。今になって、やっと強気になったビアンコ氏の意見に価値は無い。(Anarchus)  
・ この記事を読んで、私は更に弱気になった。(grenadetrade)
ビジネス・インサイダーは、J.C.オハラ氏(FBN証券)の言葉を引用しています。
株式市場の歴史を振り返って言えることは、多数の強気論者が存在することより、弱気論者が消えてしまうことの方がマーケットにとって危険だ。
ビアンコ氏が弱気から強気に転換したことで、ウォール街にはベアがほとんどいない状態になってしまいました。モルガン・スタンレー、それにRBCキャピタルのアナリストは、「米国の上げ相場はまだ初期段階だ」、と公言しています。正に、ウォール街は強気一色といった様相なのですが、一つ気になることがあります。

株のチャンネルと言えばCNBCですが、先週の報道によると、CNBCの視聴率は21年ぶりの最低値に転落しました。ブルマーケット2000日、という好調な状況にもかかわらず、人々は株番組に興味が無いのです。ブルームバーク・テレビの視聴率は公表されていませんが、業界関係者たちの話によるとCNBCの視聴率を下回っています。

強い相場では人々は株に夢中になり、当然の結果として株番組の人気も上昇します。しかし、現在のブルマーケットに熱狂しているのはウォール街だけであり、大衆はさほど興奮していないといった様相です。大衆が陶酔することなくマーケットは天井を形成するのでしょうか?好調な株式市場ですが、2000年のときのような熱狂的な雰囲気は全くありません。




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