2014年9月30日火曜日

10月にドルが下げる確率は70%??

ビジネス・インサイダー:「 原油暴落」の見出し
原油が3%を超える大幅下落です。低迷が続いている原油ですが、今日の日足チャートに現れた陰線は特大です。

原油価格に連動するETFの日足チャート

見てのとおり、目立つ陰線が形成されています。こんな下げ方ですから、多くの人たちは、レンジの下限割れを予想していることでしょう(A)。最近の強いドルが原油の売り材料になっている、と言われていますが、それ以外の要素としてジョー・ワイセンタル氏は次の8つをあげています。
・ リビアの原油生産量が2013年以来最高に達した。
・ 9月のOPEC諸国の産油量が上昇、そして上方修正された。 
・ 緊迫する香港情勢でアジアの経済スローダウンの心配が出てきた。 
・ ロシアとEUの関係が更に悪化し、欧州連合加盟国の経済が冷え込む可能性がある。 
・ 水曜に発表が予定されている中国、ヨーロッパのPMI(製造業)は、予想より悪い結果になる可能性がある。 
・ メキシコの石油会社ペメックスは、原油の更なる下落を予想し既にそれに備えたトレードをしている、と噂されている。 
・ 今日の特大陰線が更なる売りを呼びそう。 
・ 四半期末ということで、ファンドが原油を含めて下げが顕著な商品を一斉に空売った可能性がある。
今日の原油の下げは確かに大幅ですが、長期チャートはまだ崩れていません。


原油価格に連動するETFの週足チャートです。今のところ、なだらかに上昇する下辺に支えられています。言い換えると、現在の位置はサポートレベルですから、ここで買っている人もいることでしょう。

さて、原油や商品の売り材料になっているドル高ですが、アンドリュー・ナイクイスト氏(SEE IT market)は、こんなことを指摘しています。
SEE IT market
ドル指数の過去20年間の10月の成績です。2011年の10月はマイナス3%、そして2008年10月は+7.8%でしたが、過去20年間の平均値はマイナス0.3%です(A)。そして、10月が下げる確率は70%(B)ですから、10月はドル指数にとって良い月ではありません。

下は、ドル指数の日足チャートです。
SEE IT market
力強い上昇が展開されていますが、この勢いを永久に続けることは不可能です。歴史的にドルは10月に弱くなる傾向がありますから、ここから積極的に買うのではなく、押し目を待つことが無難と思われます。もし一時的にドルが弱くなれば、叩かれている原油や商品に短期的な反発ラリーが起きる可能性もあります。


(参照した記事:OIL CRASHES

Why The US Dollar Rally May Stall Out In October

0 件のコメント: