投資家たちは肝心な時に日本円を忘れている!?

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アルバート・エドワーズ(ソシエテ・ジェネラル): 投資家にとって、これが一番重要なチャートだ。
いったい何のチャートでしょうか?正解は日本円です。月曜、顧客に向けたメモで、エドワーズ氏はこう書いています。

投資家たちは、肝心なときに日本を忘れている。もう何度も繰り返されてきたことだが、投資家たちは、日本が原因となった世界の主要市場のトレンド変化に気がついたことは一度も無い。
エドワーズ氏が心配しているのは、1997年に起きたアジア通貨危機/金融危機の再来です。
8月、中国の鉱工業生産は予想以下の伸びとなり、中国経済の弱体化が目立つようになった。同時に円は15年ぶりの安値に転落し、急速に進む円安は、中国経済を更に減速させることだろう。これは投資家にとって、おそらく最も重要なチャートだ。次段階の通貨戦争が既に始まった可能性がある。
※アジア通貨危機: 1997年7月よりタイを中心に始まった、アジア各国の急激な通貨下落(減価)現象である。この通貨下落は米国のヘッジファンドを主とした機関投資家による通貨の空売りによって惹起され、東アジア、東南アジアの各国経済に大きな悪影響を及ぼした。狭義にはアジア各国通貨の暴落のみを指すが、広義にはこれによって起こった金融危機(アジア金融危機)を含む経済危機を指す。 -- (ウィキペディアから抜粋)
下がチャートです。

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エドワーズ氏が指摘しているように、1で分かるように、円は対ドルで15年間続いていたアップトレンドラインを割っています。次の目標は120円付近、30年間継続しているアップトレンドライン(2)です。

エドワーズ氏は、円安は西側諸国の経済をリセッションに転落させる、と結論しています。
ただでさえ西側経済はひ弱であり、ここでの極端な円安は西側企業の利益を減退させ、西側諸国は最終的に景気後退となるだろう。
世界経済を弱らせているのは日本だ、とエドワーズ氏はヒステリックに叫んでいるようですが、こういう意見もあります。
7月以来ドルは5%の上昇だ。これは米国のファンダメンタルズが大きく好転したからではなく、単にアジア、ヨーロッパの経済が一層の低迷となったからだ。要するに、ドルが強くなったのは、ダメな国々の中で現在一番強いのは米国だからだ。ドル高は長続きしないと思う。考えてほしいのは、世界の株式市場で現在最もバブル状態なのは米国株式市場だ。もし空気が抜け始めたら、米株だけでなくドルも惨憺たる状態になることだろう。 -- マイケル・ロンバーディ(Profit Confidential)

(参照した記事:ALBERT EDWARDS: This Is The Most Important Chart For Investors

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