米国が直面している最大の問題は政治家

アメリカ同時多発テロ事件が起きたのは13年前の9月11日でした。多くの人たちと同様に、私はハイジャックされた航空機の激突で炎上する世界貿易センタービルの様子をテレビで見ていました。報道していたのはピーター・ジェニングスです。ビルが崩れ始めたとき、ジェニングスは沈黙してしまいました。胸を詰まらせてしまったのです。あの報道は忘れることができません。

ピーター・ジェニングス(1938年-2005年)
下のチャートには、「テロリズムは米国にとって最も重大な問題だ」、という回答数の推移が示されています。

ギャラップ社
多発テロ事件が起きた2001年、テロリズムは重大な問題だと答えた人は46%、そして現在の数値は4%です。4%というのは低いレベルですが、2009年以来1%が続いていましたから、テロに対する関心度が4倍に増えた、と言い換えることもできます。関心度の上昇となった原因として、ギャラップ社はイスラム教スンニ派の過激派組織による米国人ジャーナリストの殺害を挙げています。

下は、ギャラップ社が今月4日から7日にかけて行った意見調査結果です。

質問: アメリカが今日直面する最大の問題は何ですか?

回答:

・ 米政府への不満  18%

・ 米国経済  17%

・ 移民/不法滞在者  12%

・ 失業/雇用問題  12%

・ 外交政策  6%

・ 連邦政府の負債  6%

・ ヘルスケア/医療  5%

・ 道徳、倫理の低下  5%

・ テロリズム  4%

・ 貧困/飢え/ホームレス  3%

・ 教育  3%

・ 貧富の格差  3%

・ 戦争  3%

・ イラク情勢  3%

・ 司法制度  3%

・ 人種差別  3%

一番回答数の多い「米政府への不満」というのは「政治家に対する不満」と置き換えることができます。下のチャートを見てください。

ギャラップ社
議会の支持率です。中間選挙まであと2ヶ月、議会を支持するという回答はたったの14%ですから、国民は議員に対する不満で溢れています。現在、米国が抱える最大の問題は赤字ではなく議員です。

(情報源: Since 9/11, Fewer Americans Say Terrorism Top Problem

Congress Approval Sits at 14% Two Months Before Elections

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