弱気に傾く投資家たち

チャート:BESPOKE Investment
個人投資家たちの株に対する弱気センチメントが、ほぼ一年ぶりの高レベルに達しました。AAIIから発表された今週の弱気センチメントは38.23%にのぼり、先週の数値から7.1パーセンテージ・ポイントの上昇です。更に、弱気センチメントは30.9%の強気センチメントを上回り、久しぶりに弱気が優勢になりました。下が結果です。

強気: 30.9% (先週 31.1%  歴史的平均値 39.0%)
中立: 30.9% (先週 37.8%  歴史的平均値 30.5%)
弱気: 38.2% (先週 31.1%  歴史的平均値 30.5%)
AAIIが個人投資家たちに向けた今週の質問は、米国の経済回復についてです。
回答: 
遅いペースで回復している  20% 
回復速度は遅すぎる  12% 
回復は極めて弱い  13% 
着実に回復している  10% 
強い回復をしている  8%
弱気が優勢となった原因として、ジョー・ファミ氏(Zor Capital, LLC)は、次の3点をあげています。
1、主要株式指数の全てが50日移動平均線を下回っている。特に下げが顕著なのはラッセル2000指数(小型株指数)だ。これは重要な事だが、80%の株は指数と同方向に動く。株式指数は現在低迷している訳だから、多くの株も同様に低迷することになる。
2、ウクライナ、ロシア、ガザの例で分かるように、マーケットは地政学的ニュースに極めて敏感になっている。
3、量的緩和の縮小が着実に進んでいる。連銀による国債買いが終了してもゼロ金利は続く、という見方が多いが、予想以上に早い時期に利上げが実施される、という見方も出始めている。
信号の色で言えば、現在のマーケットには黄色が灯っています。要注意な状況ですから、現時点では積極的に買う人はいません。もちろん、現在のマーケットは売られすぎですから、そろそろ反発があると思われます。しかし、そのラリーは長くても数日で終わってしまうような気がします。

(参照した記事:Pessimism Among Individual Investors Surges

Bearish Sentiment Nears a 52-Week High

Reviewing Market Positives and Negatives

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