イエレン議長講演、ドル円はどう動いた?

ジャクソンホールでイエレン議長が講演しました。さて講演内容ですが、ヘッジファンド・マネージャーのダグラス・カス氏は、早速こういう感想をツイートしています。


「訳の分からないことを言い、簡単な分かりやすい英語を使わないことがFRB議長になる必要条件のようだ。」

イエレン氏はエール大学から博士号を取得、そして1971年-1976年にはハーバード大学で助教授を歴任しています。1985年、カリフォルニア州立大学バークレー校の教授に就任。連邦準備制度理事会の理事に選ばれたのは1994年です。要するに、イエレン氏は学者ですから、難しい話をするのは得意な筈です。更に、イエレン氏の夫は経済学でノーベル賞を受賞した人ですから、難解な会話にも慣れていることでしょう。

イエレン氏の講演開始直後、ドル円には2度の買いチャンスがありました。もう少し正確に言うと、5分足チャートでトレードした場合、2回の買いチャンスがありました。


入れてあるものはボリンジャーバンドです。点線はパラメーターを20に設定した移動平均線、緑色の線は移動平均線からプラス/マイナス1シグマ離れたところ、青い線は移動平均線からプラス/マイナス2シグマ離れたところに引かれています。

1回目の買いはAのブレイクアウトです。

・ ローソク足はプラス1シグマラインを突破して終了しています。(今回の場合は、プラス2シグマラインも上回って終了していますが、重要なのはプラス1シグマラインを上回ることです。)

・ ボリンジャーバンドが外側に広がり、値動きに勢いが出ていることが示されています。


2度目の買い(B)は押し目買いです。

・ プラス1シグマラインがサポートになりました。

・ Bの陽線が買いです。

・ ボリンジャーバンドが引き続き広がっていること、特に上限バンドが上昇していることに注目です。

・ この押しはAのブレイクアウト後、第1回目の押しです。一般的に言われることは、第一回目の押しは買いです。言い換えると、押し目買いの成功率が高いのは一回目の押し目であり、2回目、3回目の成功率は低くなります。


Bの押し目買いで成功した後、次は2度目の押し目買いチャンスを待つことになります。先ずCですが、ここではプラス1シグマラインを割り、押しが更に深くなることが示されています。Dの中央ライン(20移動平均線)付近で押し目買いを試した人もいると思いますが、ここでの注意点は矢印で分かるようにボリンジャーバンド幅が収縮しています。これは値動きがおとなしくなってきたことを表わしていますから、ここで買っても大きな値動きに期待できません。チャート右端部分ではボリンジャーバンドが水平になり、値動きは完全な横ばいになってしまいました。

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