大幅に現金ポジションを増やしたウォーレン・バフェット氏


興味深い見出しです。「著名投資家バフェット氏は巨額な現金ポジションを抱え、それとは逆に、個人投資家たちが保有する現金ポジションは14年ぶりの低レベルに陥っている」、という意味になります。

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ここ数年間で、株式市場が大幅に上昇したことは誰でも知っていることだが、なぜ上昇したかを知る人は少ない。簡単に言えば、原因は需要と供給だ。米国企業は巨額な資金を投じて、自社株の買い戻しを積極的に毎年行ってきた。狙いは、市場に出回っている株数を減らすことで株需要を増大させることだ。しかしSGセキュリティーズの発表によると、4月-6月の四半期の企業による自社株買いは20%を超える大幅減少となり、積極的な自社株買いは終わった気配がある。
・ ウォーレン・バフェット氏はキャッシュ・ポジションを大きく増やしている。

・ 企業は以前のような勢いで自社株を買っていない。

・ 個人投資家が保有する現金は極めて低いレベルにある。

以上三点を考慮すると、現時点で積極的に株を買うことができるのは誰でしょうか?今日、米国株式市場は史上最高のレベルにあり、バフェット氏と企業は現在の株価に明らかに魅力を感じていません。個人投資家たちは、ほぼ腹一杯に株を買ってしまっている状態ですから、持ち株を売って資金を作らないかぎり次の株を買うことができません。

バフェット氏がCEOを務めるバークシャー・ハサウェイ社が現在保有する現金は約550億ドルにおよび、これは史上最高の金額です。なぜバフェット氏は、ここまで現金ポジションを増やしたのでしょうか?エリック・マクウィニー氏(wallst cheatsheet)は、こんな見方をしています。
先ず考えられることは、バフェット氏が現金を大幅に増やしたのは次の割安株買いに備えるためだ。割安株が、いつマーケットに現れるかは誰にも分からない。バフェット氏とスター・ウォーズに登場したヨーダには、辛抱強く機会を待つという共通点がある。バフェット氏は、アメリカの将来に対する楽観論を何度も述べてきたが、急騰する株を追うようなことは決してしない。現に、氏の株投資に対する態度は、この言葉に表れている。「ピッチャーの投げる球を全て振る必要はない。重要なことは、自分の好きな球が来るまで待つことだ。しかし、多くのファンドマネージャーにはそれができない。なぜなら、いつまでも好きな球が来るまで待っていたら、ファンからヤジが飛んで来るからだ。」
今日の米国株式市場は、極めて割高なのでしょうか?割安、割高を把握するためにPER(株価収益率)が一般的に使われますが、下はS&P500指数のPERの推移です。

チャート: multpl.com
2009年に大きく突出した部分がありますが、ほとんどの場合、PERは7から22の間で動いています。現在の数値は19.76ですから、マーケットは超割高ではありませんが、明らかに割安ではありません。(中央値は14.56)




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