今週のマーケットを振り返り: なぜマーケットは急落したのか?

突然の用事で、木曜と金曜のマーケットを見ることができませんでしたが、こんな時に限って大きな動きが起きるものです。

「厳しい急落となったが、調整の心配をするのはまだ早すぎる」 -- ロイターからの見出し

米国株式市場は二年ぶりの大幅下落となり、いよいよ本格的な調整が訪れた、と投資家たちは心配している。しかし、アナリストたちの強気姿勢は変わっていない。S&P500指数は2.7%の下落となり、1週間の下げ幅では2012年6月以来の大きな下げとなった。(ロイター)
急落で投資心理は一気に冷え込んでいます。

上はCNNマネーに掲載されているFear & Greed Index(恐怖&欲指数)です。現在の数値は5ですから、投資家たちは大きな恐怖を感じている状態であり株に対して極めて悲観的です。1ヶ月前の数字は極めて楽観的な87でしたから、投資センチメントは180度の方向転換です。

マーケットはなぜ急落となったのでしょうか?サム・ロー氏(ビジネス・インサイダー)は、こんなことを指摘しています。
現在のマーケットには色々な売り材料がある。たとえばアルゼンチンの債務不履行、イラク情勢、経済制裁に対するロシアからの予期される報復などがある。しかし、多くのトレーダーたちが売り材料として挙げているのは「労働コスト指数(ECI)」だ。
ビジネス・インサイダー
木曜午前8時半に発表された労働コスト指数は、アナリストの予想していた0.5%を上回る+0.7%という結果だった。これは明らかなインフレのシグナルであり、連銀は私たちが思っているより早急に金利を引き上げる可能性がある。
2.7%の下落となったS&P500指数とは反対に、今週最も買いを集めたのは+7.49%のギャンブル株指数です。

ギャンブル株指数(日足)
金曜、指数は200日移動平均線を決定的に上放れています。この指数は、International Game Technology、Bally Technologiesなどのスロットマシーンやビデオ・ポーカーなどのゲーム機器を製作する企業で構成されています。

プラス0.4%のアジア銀行株指数も確りしています。


強い上昇基調です。この指数はShinhan Financial Group Company Limited、HDFC Bank Ltd、KB Financial Group, Inc、Mizuho Financial Group、ICICI Bank Ltdなどで構成されています。

下はS&P500指数の日足チャートです。


円で囲いましたが、ストキャスティクスは久しぶりに20を割り、マーケットは売られすぎな状態であることが示されています。位置的には、そろそろ小さな反発ラリーが起きそうです。しかしFear & Greed Index(恐怖&欲指数)が示すように、極めて悲観的な投資家たちのことを考えると、一時的な反発は持ち株処分の機会に使われてしまうかもしれません。

(参照した記事:Despite sharp selloff, too early to worry about a correction

Traders Are Blaming Thursday's Big Sell-Off On 1 Stat

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