トレードで成功するための7番目の条件

数年前、バンクーバーで開催された投資セミナーに参加した。セミナーの初日に気がついたのだが、講師だけでなく参加者の全員が熱狂的な金投資のファンだった。「私は金に投資していません」、と言ったら大きな論争になると思ったが、結果はそうではなかった。私は皆から無視され、ある人は哀れみの目で私を見た。なるほど、この人たちがセミナーに参加しているのは新しいことを学ぶためではなく、自分たちの意見が正しいという確信を得るためだ。 -- モーガン・ハウセル(The Motley Fool)
トレードで大きな損が出るのも同様な理由です。敗けたら直ぐに敗けを認めれば良いのですが、私たちは自分の正しさを証明しようとします。要するに、思惑が外れたなら直ぐに損切ってしまえばよいのですが、私たちは損切るべきでない理由を探し始めます。例えば、ファースト・ソーラーの日足チャートを見てください。


上昇するトレンドライン(1)のテストに成功したと判断して、昨日の終了間際(A)に買ったとしましょう。第1目標株価は数日前の高値、そしてトレンドライン割れが損切りのシグナルです。見てのとおりBで分かるように、今朝早々に株価はトレンドラインを割り、残念ですがあっけなく損切りとなりました。しかし、昨日買ったものを今日さっそく損切るのはシャクです。ひょっとすると、ここで損切るのは間違いかもしれません。ということで私たちは、損切るべきでない理由を探し始めます。


どうやらトレンドライン(1)の引き方が間違っていたようです。正しいトレンドラインは2になり、Aで分かるように株価はトレンドラインのテストに成功したようですから、これは売りではなく買いです。それに200日移動平均線(B)を見てください。明らかに上昇しています。この株の基調はアップトレンドですから売りは間違っています。ということで、買い足しても良さそうです。

言うまでもありませんが、正解はサッサと損切ることです。思惑が外れる度に損切りをするべきでない理由を探していたのでは、いつまでたっても規律のあるトレードができません。アルゴリズムを駆使したコンピューターによるトレードが人間より優れている理由の一つは規律です。コンピューターは、人間のように感情的になって損切らない理由探しなどしませんから、プログラムされたとおりにサッサと損切ります。もちろん素早い損切りをすることで、被害を最小限に食い止めることができます。

ジョー・ファミ氏(Zor Capital)は、トレードで成功するための7条件を指摘し、「適切な損切り」を7番目にあげています。
歴史上の偉大なトレーダーたちを調べて分かったことは、彼らには「損切り」というナンバーワンの共通ルールがある。トレーダーにとって現金は在庫であり、素早い損切りができなければビジネスに重要な在庫が無くなってしまう。株を買った理由は、あなたが買いが正しいと判断したからだ。しかし、マーケットが私たちの判断が間違っていることを示しているなら、サッサと損切るべきだ。
ガティス・ローズ氏(StockChart.com)は、こんな提案をしています。
もしあなたが、自分のトレードルールを破って損を出し続けているなら、直ぐにトレードを中止して何故ルールに従うことができないかを冷静に考えてほしい。そして、しばらくペーパートレードをして規律のあるトレードができるように訓練してほしい。トレードで損をするのは、あなたが馬鹿だからではない。損は単なる授業料だ。

(参照した記事:How to Get Less Stupid at Investing

7 Things You Need As A Trader

How I Deal With Trading Losses

コメント

ヾ(*^▽゜) ハピ☆ラピ♪ さんのコメント…
Kamadaさん はじめまして^^

大橋ひろこさんのブログで、こちらを存じ上げて、興味深い内容に惹かれ、いつもは意見させてもらっています。

それで、ご了承ないまま、個人のブログにリンク添付の上で、何度か引用させてもらっているのですが、よろしいでしょうか?

最近ではこの記事です
http://blogs.yahoo.co.jp/vinegared_rice_chan/38947946.html

できれば、これからも参考にさせていただきたく、お願い申し上げます。
T Kamada さんの投稿…
ハピ☆ラピ♪ さん

初めまして。ご連絡ありがとうございます。どうぞ引用ください。

大橋さんのブログはいいですね!好きなブログです。

暑い夏、頑張って行きましょう!