ダウ工業株30種平均ついに1万7000を達成 -- 記録樹立に最も貢献したのはどの銘柄?

今週の米国株式市場を振り返ると、ダウ工業株30種平均は1.44%の上昇、史上最高値の樹立です。30種という言葉で分かるように、ダウは30銘柄で構成されていますが、史上最高値の樹立に大きく貢献した銘柄はどれでしょうか?マーケット・ウォッチに、こういう資料が掲載されています。


先ず、今週のダウ工業株30種平均の終値は17,068.26です。上の表は、ダウが初めて1万6000台で終了した11月21日から現在までを振り返り、どの銘柄がダウ1万7000達成に最も貢献したかが示されています。

トップはCAT、建設機械製造会社のキャタピラーです。11月21日以来、キャタピラーは34.55%の上昇となり、この結果ダウ工業株30種平均は182.19ポイントの上昇となりました。言い換えると、ダウ1万6000から1万7000までの上げ幅の約18%はキャタピラーの力によるものです。

キャタピラーに次いでダウを助けたのはDIS(ディズニー)です。11月21日以来、ディズニー株は24.16%の上昇となり、この結果ダウ工業株30種平均を108.53ポイント押し上げています。

見てのとおり、全てのダウ30銘柄が1万7000達成に貢献した訳ではありません。ダウの足を引っ張った銘柄は6つあり、特に目立つのはPG(プロクター・アンド・ギャンブル)とBA(ボーイング)です。プロクター・アンド・ギャンブルは11月21日以来5.88%の下落、このお陰でダウは31.98ポイントを失っています。ボーイングの下げ幅は3.60%、ダウが受けた被害は30.70ポイントです。

さて、上記したように、ダウ工業株30種平均は今週1.44%の上昇でしたが、目立ったのは銅関連銘柄です。


銅株指数の週足チャートです。長い陽線を形成してレジスタンスラインを大きく突破、今週の上昇率は6.24%です。代表的な銅株はフリーポート・マクモランです。週足チャートを見てみましょう。


赤い線で分かるように、株価は下降するトレンドラインを既に越えています。更に、今週はレジスタンスラインも越え(A)、いよいよ本格的なアップトレンドが始まったようです。史上最高値のダウとは反対に銅は完全に出遅れていますから、来週もこのセクターに注目してみたいと思っています。

(参照した記事:Caterpillar, Disney: Dow stocks that helped most in march to 17,000 from 16,000

コメント

lineの倍 さんのコメント…
青島の倉庫で行方不明が最初に発覚したのは銅でしたよね。現物金属を担保に数十倍のレバレッジでドルRMBの裁定取引をしていてそのとき価格変動リスクを抑えるために先物でロングポジションを取っていたのが無くなった、という話だと金、銀、銅、アルミでも同様のことがおこるのでしょうね。まあ推理小説のようでもありますが・・・