コポック・カーブをご存知ですか?: 聞き慣れない指標の話

昨日はMACDと移動平均線について書きましたが、今日は少し変わった指標の話をしたいと思います。この指標のことを初めて知ったのはいつだったか忘れてしまいましたが、トレーダーの中には、「コポック・カーブ」という聞きなれない指標を使っている人たちがいます。

この指標を考案したのはエドウィン・コポック氏、トレンデクス・リサーチを創立した経済学者ですが、エピスコパル教会の神父でもありました。ウィキペディアによれば、コポック氏は効果的な長期投資方法の研究をエピスコパル教会から頼まれ、これがコポック・カーブの誕生となりました。


元々長期投資が目的で考案された指標なので、コポック・カーブは月足チャートが利用され、二つのROC(レート・オブ・チェンジ)の和の加重平均がコポック・カーブです。ROCのパラメーターは11と14の二つ、そして加重平均のパラメーターは10です。なぜ11、14という数字がパラメーターとして使われているのでしょうか?コポック氏はこう答えたそうです。
肉親や兄弟、そして妻や夫の死の悲しみから回復するには、だいたい11ヶ月から14ヶ月の月日を要する。そして、投資家たちが下げ相場で受けた傷から回復するためには同様な月日が必要だ。
コポック・カーブは月足チャート上に表記するのが本来のやり方ですが、トレーダーたちは日足や30分足チャートに入れて使っています。


アップルの日足チャートにコポック・カーブを入れたものです。矢印が上昇している時は買い、下降している局面では売りです。トレーダーたちは、更にパラメータを5に設定した加重移動平均線をコポック・カーブに加えます。


赤がコポック・カーブ、青が加重移動平均線です。円で囲いましたが、コポック・カーブと加重移動平均線のクロスが起きている部分が売買のタイミングになります。


(参照した記事:Coppock curve

What is the Coppock curve?

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