FX: 注目される日本円

ドル円は値幅の狭い動きが続いている。とにかく値幅は狭まりローソク足の長さはミリ単位だ。 -- The Short Side of Long
狭い値幅の次にやって来るのは大きな値幅、その反対に長い値幅が続いた後にやって来るのは狭い値幅だ。あまりにも当たり前なことだが、これを理解することが短期トレードの利益に結びつく。 -- ラリー・ウィリアムズ
下はドル円の週足チャートです。


見てのとおり、今年に入ってからは横ばい状態です(1)。もちろん、ラリー・ウィリアムズ氏が言うように、狭い値幅が続いた後には大きな値幅がやって来ることになりますから、この横ばいが永遠に続くことはありません。では、ドル円はどちらへブレイクするでしょうか?先ず、上放れを予想する人たちの意見です。
ドル円が三角形をブレイクアウトしたのは去年の11月だ。三角形の高さ(A)に相当する上昇が期待できるから、目標値はBの111.65円付近になる。現在の横ばいは、この目標値に達する前の一休みであり、ドル円はそろそろ横ばいゾーンの上限を突破することになるだろう。
下放れを予想する人たちは、こう説明しています。

チャート: The Sort Side of Long
黒い線(1)が円の動きを示している。矢印の方向で分かるように円はダウントレンドだ。こんな円安状態だからヘッジファンドは日本円を徹底的に空売っている。円で囲った部分を見てほしい。膨大な下に伸びる赤い線が示していることは、円には記録的な空売り残があるということだ。2で分かるように、最近の円は横ばいであり、ダウントレンドが終了に近づいている可能性がある。これだけ空売りが溜まっているのだからショートスクイーズが起きやすい状況だ。
たしかに、もし一斉に円の空売り買い戻しというような事態が発生すると円は急騰することでしょう。では、どのあたりまで円高になるでしょうか。もう一度ドル円の週足チャートを見てみましょう。


先ず、横ばいゾーンの幅分だけ下げたとすると、目標は98.30円(A)になります。そこで下げ止まらない場合は、延長させた三角形の辺が目標です(B)。この場合は90円割れという可能性もあります。(現在の状況ですが、ドル円は単に横ばいゾーンの下限に迫っているだけでなく、延長させた三角形の下辺のテスト中です。)

キャシー・リーン氏(BKアセット・マネージメント)は、こう述べています。
今週、日本円は主要通貨に対して上昇となった。この円高方向は、特にユーロとドルに対して更に進む可能性がある。消費税が引き上げられてから3ヶ月が経過し、今のところ予想されていた程の大きな悪影響は見られない。注目は来週の日銀短観、そして鉱工業生産だ。それらからは、日本経済の更なる回復を読み取ることができるだろう。
もう一つの注目は7月3日に発表される6月の米雇用統計です。ドル円の横ばいは、いよいよ終わりそうな気配です。

(参照した記事:Japanese Yen About To Wake Up?

Japanese Yen Moving

US DOLLAR OUTLOOK: FURTHER WEAKNESS AHEAD?

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