半導体株はここが天井、それとも更なる上放れ?

下はグーグル・ファイナンスからとったものですが、下線の部分で分かるように、Rayonier Incという銘柄が26.62%と大きく下げています。

Rayonier Incの本社はフロリダ州にあり、不動産の開発と販売、森林地の管理、更にセルロース繊維の販売を行っている企業です。しかし何故こうも大きく下げているのでしょうか?原因は格下げでした。

RBC Capitalは、Rayonier Incの格付けをoutperformからsector performに引き下げ下げた。アナリストは格下げの理由としてバリュエーションを指摘している。-- TheStreet.com
下が日足チャートです。


正に暴落(1)、出来高(2)は通常の5倍と大きく突出しています。先週金曜のローソク足(3)を見てください。陽線のほぼ高値引けですから、今日の暴落を予期していた人は、ほとんどいなかったことでしょう。


Rayonier Incの日足チャートに、ウォーデン社が独占所有権を持つバランス・オブ・パワーという指標を入れたものです。緑の線は大口の買い取引などによる買い圧力が多い部分、そして赤い線は緑とは反対に売り圧力が強い部分です。見てのとおり、最近の株価は高値圏で横ばいでしたが、赤い線が続出して売り圧力が強いことが示されていました。もちろん、バランス・オブ・パワーから今日の大幅下落を予期することは無理ですが、買いは要注意というシグナルが発せられていました。

他の例としては、米国の株式市場にも上場されているキヤノンがあります。


1で分かるように、株価は上昇するトレンドラインを既に割っています。しかし興味深いのは、バランス・オブ・パワーはトレンドライン割れが起きる前から赤い線が出現していました。

NTTドコモも同様な例になります。


最近は赤い線が連続し売り圧力の強さが示されています。バランス・オブ・パワーが赤に変わったのはトレンドライン割れが起きる1日前です。言うまでもなく、この指標どおりにやっても儲かりません。3月、4月の底を見てください。安値圏で株が売られ、間違ったタイミングで売った機関投資家たちがいたことが明確に表示されています。

相変わらず強い買いが続いているのは三菱UFJファイナンシャルです。


1で分かるように、抵抗線を突破する前から株が買い集められていました。そして今日(2)は、下降する短期チャネルをブレイクアウトです。

下は半導体株指数に連動するETFの日足チャートです。


高値圏でレンジを形成し、更なる上放れを期待できるパターンなのですが、気になるのは最近出始めた赤い線です。ひょっとすると、この辺が天井になりアップトレンドが崩れる可能性があります。もちろん、赤い線が続出した4月、5月のように株価を大きく崩さないで再上昇してしまう可能性もあります。7月は決算発表の月です。赤い線の出現は、悪い決算を予想する機関投資家によるものでしょうか?今後の動きが注目されます。

(参照した記事: Why Rayonier (RYN) Stock Is Falling On Monday Morning

コメント