米株は割高、買うなら日本株 -- ブラックロックのチーフ・ストラテジストは語る

現時点で新たな資金を株に投入することを考えているなら、割高な米株ではなく日本やヨーロッパ、あるいは特定の新興市場の株に投資することを勧めたい。 -- ラス・ケステリッチ(ブラックロック)
ブラックロックは世界最大の資産運用会社ですが、大口の買い取引が最近多い銘柄を調べていたら、偶然にもブラックロックのクローズドエンド型のファンドが出てきました。下が日足チャートです。


ファンド名はブラックロック・インターナショナル・グロース・アンド・インカム・トラストという長い名前です。インターナショナルで分かるように、資金は米株に投資されるのではなく外国株が対象になります。グロース・アンド・インカムは成長株と高配当株を示す言葉です。

入れた指標はバランス・オブ・パワーというドン・ウォーデン氏が考案開発した指標です。赤い線は大口の売り取引が多い部分、そして円で囲いましたが、緑の線は大口の買い取引が多い部分です。大口取引を利用するのは大量な資金を保有する機関投資家たちであり、連続する緑の線で分かるように、機関投資家たちの資金がこのファンドに最近流入しています。

さて、このファンドはどの国に投資しているのでしょうか?


3月31日時点の様子ですが、資金が最も多く割り当てられているのはイギリス(15.9%)、そして次は日本(11.5%)になり、ケステリッチ氏の言うように投資先は日本とヨーロッパです。

下は、資金が最も割り当てられているトップ5銘柄です。


三番目にソフトバンクが入っています。

少しニュースを調べてみると、このファンドに関する、こういう情報が見つかりました。
ブラックロックは投資家たちの要求に応じて、配当金の支払いを3ヶ月に1回から毎月行うことを決定した。
このニュースが報道されたのは6月16日、なるほど、どうりで緑色のバランス・オブ・パワーが最近多い訳です。

配当金の支払いが毎月に変更されたのは、ブラックロック・インターナショナル・グロース・アンド・インカム・トラストを含む計11のファンドです。下がリストです。

ブラックロック・インターナショナル・グロース・アンド・インカム・トラストの配当利回りは4.80%の高配当です。

下はブラックロック・インターナショナル・グロース・アンド・インカム・トラストの月足チャートです。


現在の位置はレジスタンスラインの直ぐ下です。もしブレイクアウトを待つなら、8ドル50セント突破が買いシグナルです。


(参照した記事:Value investors advised to look overseas as markets rally

First Quarter 2014 Fact Sheet

BlackRock Equity Option Closed-End Funds Approve Change to Distribution Frequency)

コメント

中尾裕一 さんの投稿…
バランスオブパワーってどちらで見ることが可能なのでしょうか?
T Kamada さんの投稿…
中尾さん

バランス・オブ・パワーはここで見ることができますが有料です。(月々29ドル99セント)http://www.worden.com/products/tc2000

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