回復する米国住宅市場??

6月23日(ブルームバーグ):5月の米中古住宅販売は約3年ぶりの大幅な伸びとなった。全米不動産業者協会(NAR)が発表した5月の中古住宅販売件数 (季節調整済み、年換算、以下同じ)は、前月比4.9%増の489万戸となった。増加率は2011年8月以降で最大。ブルームバーグ・ニュースがまとめたエコノミスト調査の予想中央値は474万戸だった。
と聞くと、米国住宅市場は好調だと思ってしまいますが、ゼロヘッジにはこんなグラフが掲載されています。

ゼロヘッジ

水色は全米(西部地区を除く)、赤の棒線は米国西部地区を表します。このグラフが示しているのは、住宅価格別に見た場合の中古住宅販売件数の伸び率です。(今年5月の販売数を1年前の5月と比較)

・ $0 - 100K: 10万ドル未満の住宅

・ $100 - 250K: 10万ドル以上25万ドル未満の住宅

・ $250 - 500K: 25万ドル以上50万ドル未満の住宅

・ $500 - 750K: 50万ドル以上75万ドル未満の住宅

・ $750 - 1M: 75万ドル以上100万ドル未満の住宅

・ $1M+: 100万ドルを超える住宅

左から2番め、$100 - 250K(10万ドル以上25万ドル未満の住宅)で説明しましょう。

・ 水色: 全米(西部地区を除く)では、このクラスの住宅販売数は6.6%減った。

・ 赤: 米国西部地区では、この価格クラスの住宅販売数は19.7%減少した。

見てのとおり、販売数が上昇しているのは、一番右側の100万ドルを超える高級住宅だけです。

・ 水色: 全米(西部地区を除く)では、このクラスの販売数は4.0%の伸び。

・ 赤: 西部では、このクラスの販売数は6.0%の伸び。

ゼロヘッジはこう書いています。
もちろん外見の話だが、発表された5月の中古住宅販売件数は強い数値だった。今回のデータを調べてみると、5月は4月より悪くなっており、5月に増えているのは裕福な人たちだけが購入することができる100万ドル+の住宅だけだ。とうぜん疑問になることは、100万ドルを超える住宅の販売数というのは、全住宅販売数のどれくらいを占めるのだろうか?下が割合だ。
ゼロヘッジ
一目瞭然ですが、販売件数がもっとも多いのは10万ドル以上25万ドル未満の住宅です(44.1%)。100万ドルを超える住宅の販売数は2.4%ですから、このクラスが占める割合はごく限らています。ゼロヘッジは、こう結論しています。
住宅市場の回復?それがあてはまるのは裕福な人たちだけだ。

(参照した記事:Guess Who Is Propping Up The US Housing Market

Something Very Disturbing Is Happening In The California Housing Market

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