金のベアマーケットは終わった、それともこの上昇は短命に終わる?

・ 金のチャートを見てほしい。金価格は50日と200日移動平均線を突破し、ショートスクイーズが始まることだろう。金のベアマーケットは終わりブルマーケットが始まった。-- リチャード・ラッセル(ダウ・セオリー・レターズ

・ いくつかのファンダメンタル要素が金価格を上昇させている。先ず、アジアからの強い需要がある。今日のアジアは昔のアジアとは違う。消費者は裕福になり多数の人たちが金を買うことができる。米国の場合は投資と言えば株が一般的だが、アジアの場合は金が一番の人気だ。ドル安も金価格を上昇させている一因だ。量的緩和でドルが溢れ、外国人たちのドルに対する信頼感も低下した。その結果、彼らは入手したドルで金を買っている。-- WallSt. CheatSheet


・ 空売りは終わりだ。金、銀、原油は大幅上昇することだろう。-- ロバート・フィッツウィルソン(ポートラ・グループ

・ 金は底を打った、金の上げ相場が再開した、という意見が圧倒的に多くなった。最新のCOTレポートが示すように、記録的な金の空売りポジションを保有していたヘッジファンドは大急ぎで空売りを買い戻し、これは金価格を大幅に上昇させる原因となった。この一斉に起きた空売りの買い戻しで、金には、ほとんど空売りが無い状態になってしまった。正に、金の弱気論者が一瞬のうちに消え、全ての人が金の強気論者になってしまった。これは私の勘だが、このパニック買いを利用して、コマーシャル(当業者)たちは金の空売りポジションをつくったことだろう。-- アビ・ギルバート(エリオット・ウェーブトレーダー

・ 「金の上昇が長期化するとは思われない。」(UBS)、「この上昇は金の空売りチャンスだ。」(バークレイズ)、「金価格は1オンス1330ドルを大きく超えることはないだろう。」(TDバンク)、といったアナリストたちのコメントで分かるように、金の上昇は単なる一時的なものであるという見方が多い。今回、金が買われた主な理由は空売りの買い戻しとイラク情勢だ。-- (ウォール・ストリート・ジャーナル

次にグーグル・トレンドにアクセスして、「Gold」という言葉での検索数の推移を見てみました。


ここ12ヶ月間の様子ですが、下降する線で分かるように、最近は「Gold」という言葉での検索数は減少しています。これだけで判断すると、人々の金に対する関心度が上がっているという状態ではありません。次に「金投資(Gold Investment)」で調べてみました。

目立った上昇は起きていません。ということで、最近動いたのはヘッジファンドなどの機関投資家と一部の投資家だけという可能性があり、一般個人はまだ金には大して興味は無いようです。アナリストたちが言うように、金の上昇は一時的なものというシナリオも頭に入れておきたいと思います。

コメント

lineの倍 さんのコメント…
銀先物のProducer/Merchant segmentのNet Short(Long-Short)は6/17日現在まだ2008年依頼の過去最低レベルを維持しています。ということは生産者は価格下落へのヘッジを過去最低のままにしています。
Prod_Merc_Positions_Long_ALL Prod_Merc_Positions_Short_ALL Long-Short
06/17/2014 17292 39921 -22629
06/10/2014 16368 38078 -21710
06/03/2014 16409 36740 -20331
05/27/2014 17905 38518 -20613
05/20/2014 17352 38960 -21608
05/13/2014 18646 41386 -22740
05/06/2014 18424 42116 -23692
04/29/2014 18716 44624 -25908
04/22/2014 23820 48885 -25065
04/15/2014 25791 51313 -25522
04/08/2014 25042 52219 -27177
04/01/2014 19082 45201 -26119
03/25/2014 18703 46401 -27698
03/18/2014 19129 52754 -33625
03/11/2014 16258 49448 -33190
03/04/2014 15401 49224 -33823
02/25/2014 20071 51997 -31926
02/18/2014 19046 49328 -30282
02/11/2014 18297 43116 -24819
02/04/2014 19076 41846 -22770
01/28/2014 17439 46417 -28978
01/21/2014 17261 47216 -29955
01/14/2014 15743 46638 -30895
01/07/2014 15822 45939 -30117

別のスレッドに書きましたが、金鉱山が倒産する例も出てきています。
http://finance.yahoo.com/q?s=VG.TO


lineの倍 さんのコメント…
今月のはじめに青島の倉庫で大量の金属資源が無くなりました。といっても帳簿上無くなったわけでもとから無かったようです。シャードーバンキング規制が厳しくなり銀行からお金を借りるのが難しくなり、倉庫の金属を担保に銀行からお金を引き出す方法が流行っているようです。そこがまた中国風で、ひとつの担保で複数の銀行から貸出を行い、これが焦げ付くと担保を提供するのですが、最初からないものは返せない、ということのようです。
http://qz.com/216059/chinas-investigation-into-missing-metal-could-spark-a-much-bigger-crisis/

当局の捜査が始まったと記事には書いています。でも日経等でこういう記事を読まないですよね。

で、表立たないように担保を確保するために現物金属を調達するため金銀市場がタイトになっているということです。(本当はよく理解できてません、どうして鉄や銅は同じように高騰しないのか良くわかりません。解説してくれると嬉しいです。)
http://www.zerohedge.com/news/2014-06-19/silver-surges-3-month-highs-china-ponzi-unwinds
lineの倍 さんのコメント…
この記事によると金のショートスクイーズが生じるのはこれからだそうです。ただその理屈が良く解っていません。先物での金生産者のショートポジションを解消する際には現物金で精算するがその金が実際には足りないくらいのショート量になっている?ということかなあ・・・
http://kingworldnews.com/kingworldnews/KWN_DailyWeb/Entries/2014/6/30_James_Turk_-_Monster_Gold_%26_Silver_Short_Squeeze_Developing.html