ストラテジストが語る米国株式市場の注意点

今年の米国株式市場を展望した場合、S&P500指数は2000年の時のような高値に達することになるだろう。しかし、今年のどこかで調整も起き、マーケットは今年が始まった頃のレベルで結局終了となりそうだ。 -- ジム・ポールセン(ウェルズ・キャピタル・マネージメント)
現時点では、マーケットに直ぐ調整が起きる兆しは無い、とポールセン氏は述べていますが、大幅調整に巻き込まれることを防ぐために、私たちは次の5項目に注意を払うべきだ、と氏は述べています。
1、マーケットの更なる大幅上昇:
S&P500指数(チャート:ウェルズ・キャピタル・マネージメント)
上のチャートで分かるように、S&P500指数は上昇するチャネル内で推移している。言い換えると、現在のマーケットには一定のリズムがある訳だが、指数が上限を突破した時は要注意だ。そのような急激な上昇は長続きすることはない。
2、警戒論者の減少:
好調なマーケットが続いているが、私たちには弱気論者たちの声が相変わらず聞こえてくる。彼らの声が聞こえてくるうちは、マーケットはまだ天井ではない。天井では、全ての人たちが浮かれているものだ。
3、国債利回りの上昇:
現在の低い利回りが株を買う一因になっている。利回りが株に悪影響となるためには、10年債の利回りが少なくとも3%に達する必要がある。(現在の利回りは2.6%)
4、インフレ懸念の上昇:
現在、投資家たちはインフレを全く気にしていないがセンチメントが変化したときは要注意だ。
5、連銀のタカ派的意見の台頭:
今のところ、株式市場は連銀のハト派的姿勢から大きな恩恵を受けている。しかし、連銀は量的緩和縮小のペースを速め、思っているよりも早めの利上げに踏み切る可能性がある。

(情報源:Five gauges that could signal a stock-market correction

コメント

lineの倍 さんのコメント…
この記事の項目1のチャートにはマジックがあります。この手のチャートはリニアスケールで見るかログスケールで見るかでトレンドラインの弾き方がかわります。もう一つはtime frameですね。