米国株式市場はまだ上げ足りない!?

木曜のマーケット終了まであと30分を残し、ダウ工業株30種平均は現在0.7%の下げ、S&P500指数はマイナス0.8%です。下はダウ工業株30種平均の週足チャートです。


強い上昇相場が展開されていますが、チャールズ・パシィ氏(マーケット・ウォッチ)は、こんなことを指摘しています。

高値が更新され、好調な株式市場が続いているが、だからと言って米国消費者の投資口座残高にも同様なことが起きているわけではない。言い換えると、多くの人々は米国経済を相変わらず信用することができないのだ。
消費者信頼感指数という、米国消費者たちの経済に対する信用度を示す指標がある。ハイテク株ブーム、インターネット株が大人気だった2000年、消費者信頼感指数は144.7だった。そして株式市場が史上最高値にある今日、この指標はたったの83だ。
現在の米国失業率は6.3%、2009年10月の10%から大幅に下がっている。消費者物価指数も穏やかなペースで上昇し、米国経済は決して悪い状態ではない。更に、平均的な401Kの残高は2008年の5万6000ドルから10万2000ドル(2013年末)に増えている。
5月5日になりますが、シェイファーズ・インベストメントは、こんなチャートをブログに掲載しています。
黒い線はS&P500指数、赤い線は消費者信頼感指数です。
2000年に145だった消費者信頼感数は2007年には110、そして現在の数値は82だ。結論を言うと、この低い数値はS&P500指数に好材料だ。経済の低迷が消費者信頼感指数に悪影響となったことは確かだが、株式市場が最終的な天井を形成するためには、消費者信頼感指数はここからもっともっと高いレベルに達する必要があると思われる。
証券業界の知人たちとは株の話をしますが、それ以外の人たちから株の話を聞くことはありません。母親や友人から株の買い推奨を聞くようになったら、いよいよマーケットは天井だと言われますが、現時点ではそんなことは起きていません。

繰り返しになりますが、こんなにマーケットは好調なのに、人々はあまりにも静かです。90年代のブルマーケットでは次々とデイトレーダーが登場しましたが、今日トレードの話をする人はほとんどいません。株は機関投資家だけのものになってしまったのでしょうか?金融危機が米国消費者に与えたダメージは、あまりにも大きすぎたようです。

(参照した記事:Dow flirts with 17000, but most people missed the ride

What Is Consumer Confidence Saying About Stocks?

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