ダイバージェンスの話

株価が半分以下になってしまったツイッター、とうとうこんなジョークが登場です。

写真: TradingMemes.com

孫息子が、「損することなどありえない」と言うから、ツイッターを70ドルから買っている。

さて、BESPOKEインベストメント・グループのサイトには、ツイッターのように大きく下げた株のリストが掲載されています。筆頭はこれです。


FireEye, Inc.というソフトウェアの会社です。3月5日に高値を記録して以来、今日までの下げ幅は70%を超えています。注目してほしいのは1と2です。株価は上昇していますが(1)、RSI(相対力指数)は以前の高値に達することなく(2)、ダイバージェンスという現象が起きています。これが意味することは、株価の上昇勢いの鈍化ですから、買い手には黄信号になります。言い換えると、ダイバージェンスを見たなら、積極的な買いを控えるべきです。

もう一つリストから見てみましょう。


社名はSplunk Inc.、これもソフトウェアの会社です。2月に高値を記録して以来、株価はほぼ50%の下落です。この場合はダイバージェンスは起きていません。株価は高値更新(1)、そしてRSIも前回の高値を超え(2)、株価とRSIの動きは一致しています。ということで、天井でダイバージェンスは必ず起きる、という保証はありません。

トム・アスプレイ氏が考案した「アスプレイ・オンバランスボリューム」は、RSIより敏感に反応します。上のチャートに、アスプレイ・オンバランスボリュームを入れてみましょう。


Aがアスプレイ・オンバランスボリュームです。Bはオンバランスボリューム(青い線)、そして赤い線は21日加重移動平均線(WMA)です。アスプレイ・オンバランスボリュームというのは、オンバランスボリュームと21日加重移動平均線の差をヒストグラムで表したものです。


既に指摘したように、RSIも株価と同様に高値を更新しダイバージェンスは起きていません。しかし、アスプレイ・オンバランスボリュームは前回の高値に達することなく、ダイバージェンスが明確に示されています。もちろん、アスプレイ・オンバランスボリュームはRSIより優れている、という意味ではありません。しかし、この指標のお陰で、ダイバージェンスを発見する方法が一つ増えました。


(参照した記事: Recent Highs To Horrible Lows)

コメント

匿名 さんのコメント…
個別では米国株も酷い事になってますね。しかしダウやSP500は高値を維持しています。
相場の歪みを物凄く感じます。
T Kamada さんの投稿…
匿名さん
モメンタム株と呼ばれる、以前かなり人気のあった株の下げが特にひどいです。投資家たちは、地味な大型優良株に資金を移動させているようです。