極めて弱気になった株ニュースレター

ハイテク株の多いナスダック市場の崩れが顕著になってきました。3月6日の高値から現在の数値で計算すると、ナスダック総合指数は7.21%の下落となり、同期間+0.37%のダウ工業株30種平均の成績を大きく下回っています。マーク・ハルバート氏(ハルバート・ファイナンシャル・ダイジェスト)のブログに、こういうチャートが掲載されています。

青い線はナスダック総合指数、そして赤い線はナスダック株専門のニュースレターのセンチメントです。ハルバート氏はこう書いています。
4月の中頃に注目してほしい。ナスダックの下げが顕著になり、ニュースレター・センチメントはマイナス20に下がっている。これが意味することは、ナスダック株のニュースレターは、ポートフォリオの20%を空売りに割り当てることを勧めていた。正に、極めて弱気な姿勢であり、マイナス20などという数字はここ1年間見たことがない。
ここまで読んだら、この言葉を思い出しました。
野も山もみな一面に弱気なら、阿呆になりて米を買うべし
ハルバート氏の話に戻りましょう。
現在の数字は4月の中頃ほど弱気ではないが、もう一つこの事に注目してほしい。今日のセンチメントは、マーケットが低迷していた去年の6月とほぼ同じだ。現在のナスダック市場は、去年の6月より24%も高い位置にあるというのに、センチメントは去年の6月のように悪い。
さて、私たちはどんな結論を引き出すべきでしょうか?一般的に言われることは、皆が皆悲観的な時は、これからマーケットが更に大きく下げることはありません。ハルバート氏の言葉を借りれば、来月または二ヶ月後にマーケットはラリーを展開する可能性があります。

下はナスダック総合指数の日足チャートです。


最近よく聞くのは、ナスダック総合指数は「ヘッド・アンド・ショルダーズ」が形成されているという見方です。もしネックラインを割るような事態となれば、指数は3500近辺まで大幅に下げる可能性があります。

次に強気論を見てみましょう。


上辺が下降する三角形ですから、一般的には下辺割れを狙うパターンです。しかし意に反して上放れなら、三角形の高さ分だけ上昇することが考えられますから、この場合は高値更新に期待できます。(チャート上の目標値は、もし6月早々にブレイクアウトが起きた場合です。)

では、どちらのシナリオが実現しそうでしょうか?下はナスダック市場の騰落ラインです。(騰落ライン:ナスダックに上場されている銘柄のうち、その日に上昇した銘柄と下落した銘柄の差を累積したもの。) 


上昇するトレンドラインを既に割り、下げ銘柄数が日に日に増えている状態です。これを見る限り、ナスダック市場は、そう簡単に高値を更新することはなさそうです。

(参照した記事: Investors get bearish, suggesting stocks will rise

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