ツイッター株: いよいよ会社内部者による売りが始まった

ツイッターについて先週書いたばかりですが、今朝もツイッターが話題になっています。先ず、下が日足チャートです。(火曜のマーケット終了約2時間前時点)


株価は33ドル32セント、14%の大幅下落、史上最安値です。出来高も突出しています(1)。ここまでの取引量は既に8400万株を超え、通常のほぼ7倍です。いったい何が起きたのでしょうか?

Twitter Gets Crushed As Lockup Expires(売却禁止期間が終わりツイッター暴落)
ツイッターが上場されたのは2013年の11月だ。法律上、上場されたばかりの企業の社員は自社株を売ることができない。しかし、売却禁止期間が切れた今日、社員たちは持ち株を自由に売却することができる。もちろん、社員たちを責めることはできない。何と言っても、今まで宝を保有し続けていたのだから、売って利益を手に入れたくなるのは当たり前だ。(The Motley Fool)
ピーク時は70ドル台でしたから、現在の株価は半分以下です。しかし、会社の内部者たちは、ほぼタダ同然で手に入れた株ですから、たとえ現在の株価で売っても大きな儲けです。

先日のブログで書いたように、モーニングスター社のアナリストが算出したツイッター株の適正価格は29ドルです。エディー・エルフェンバイン氏(Crossing Wall Street)の考案した方法で計算すると、適正株価は21ドル3セントになります。そして、半値八掛け二割引を使って計算すると、ツイッターは23ドル91セントで下げ止まることが予想されます。たしかに今日、株価は14%の暴落ですが、まだこれらの株価には達していません。

ツイッター株が嫌われるもう一つの理由は、パッとしないユーザー数の伸び方です。
ツイッターは、フェイスブックのような巨大プラットフォームになることを目指している。現在ツイッターには、2億5500万のユーザーがいる。一見すると膨大な数字だが、第1四半期にツイッターが獲得した新規ユーザーは、たったの1400万人だ。こんなユーザー数の伸び方では、フェイスブックに追いつくのは難しい。(The Motley Fool)
さて、会社内部者による売りがいよいよ始まった訳ですが、こんな事が言えるのではないでしょうか?上のチャートで分かるように、株価はピークから半減しダウントレンドが明瞭です。内部者たちは、今売らなければ株価はもっと下がるかもしれないという焦りと不安に押され、我先にと持ち株を処分したことでしょう。言い換えれば、今日の売りで株価は適正価格に一歩近づきました。

しかし、内部関係者が売っているのでは、一般投資家たちはツイッターを買う気にはなれません。こういうニュースがあります。
ツイッターのCEOディック・コストロ氏、そして会社役員のジャック・ドーシー氏とエバン・ウィリアムズ氏は、売却禁止期間が切れても持ち株は売らないと表明している。これは投資家にとって良いニュースだが、社員たちは大量な株数を売却することだろう。(ビジネス・インサイダー)
ということで、会社のリーダーは持ち株を売りません。今日の下げで明確に言えることは、ツイッター株が上昇するためには、二つの条件が必要です。①ユーザー数の成長率を向上させること。②CEOが自社株買いの発表をすること。手っ取り早く出来るのは②の方です。


(参照したサイト:Twitter Gets Crushed As Lockup Expires

Twitter's Lock-Up Ends Next Month, But CEO Dick Costolo And Board Members Jack Dorsey And Evan Williams Will Not Sell Shares

3 Reasons Twitter Is Getting Hammered Today)

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