バランス・オブ・パワーで見るニューヨークに上場されている日本株

バランス・オブ・パワーという大口取引の状況を把握するために使われている指標があります。ドン・ウォーデン氏が考案し、大口の買いが目立つところは緑、反対に売りが目立つところは赤で表示されます。


上は、Meritor Incという自動車部品会社の日足チャートです。1から3の緑色の線で分かるように、今年に入ってからは大口の買いが目立ち、見てのとおり株価も上昇しています。

もちろん、この指標どおりにやったら儲かるという保証はありません。たとえば4の部分を見てください。赤い線が示すように大口の売りがあった訳ですが、位置的には底で株が投げられています。大口取引をするのはミューチュアル・ファンドやヘッジファンド、それに金融機関のトレーダーたちであり、4の部分が示していることは、機関投資家たちも売買タイミングを間違えるということです。

現在株価は高値圏で横ばいです。3で分かることは機関投資家たちが買っています。もちろん、ここで買ったら高値づかみになるかもしれませんが、更なるブレイクアウト高値更新の可能性もあります。

次は、ニューヨーク証券取引所に上場されている野村ホールディングスの日足チャートです。


1の部分には大口の売りが集中しています。ひょっとすると、これは耐え切れなくなった機関投資家による最後の売りかもしれません。最近目立つののは大口の買い(2)であり、株価は下降するトレンドライン(3)を突破して、トレンドが上昇基調に転換した可能性があります。(知人が言ってましたが、機関投資家にもピンからキリまであり、特に小型ヘッジファンドの売買タイミングは素人と大して変わりはないようです。)

三菱UFJファイナンシャルも買いを集めています。


緑色の線が連続しています。見てのとおり、株価は横ばいしていますが、このレンジ内で機関投資家が株を集めている可能性があります。

次はホンダです。


三菱UFJファイナンシャルや野村ホールディングスほど顕著ではありませんが、連続していた赤い線が終わり、とうとう緑色の線が出てきました。株価は抵抗線に迫りブレイクアウトの可能性があります。

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