株価半減のツイッター: 現在の株価は割安?割高?

ツイッターへの風当たりがますます強くなっています。もちろん、株価がこんな動きですから、世間から批判されても仕方がありません。

ツイッターの日足チャート
2013年12月の高値は74ドル73セント、現在の株価は39ドル14セントですから、ほぼ半分に相当する47%の大幅下落です。(同期間のナスダック総合指数の下げは0.99%、ダウ工業株30種平均は+0.18%。)

数日前に、ツイッターは決算を発表しています。ヘッドラインをいくつか見てみましょう。
米ツイッター、利用者伸び鈍化 14年1〜3月期決算
ツイッターの決算。閲覧数の伸び鈍化がより鮮明になり、フツーの会社へ
Twitter Tweets a Disappointing Earnings Report(ツイッターはがっかりな決算をツイート)
ただでさえ株価が低迷しているのに、こんなヘッドラインでは、投資家たちがますます怒ってしまいます。(3番めの見出しはブルームバーグからですが、なかなかうまい言い回しだと思いました。)

そして4月30日、とうとうこんな記事が発表されました。
A Eulogy for Twitter (ツイッターへの弔辞)
正に、ツイッターは死んだ、と宣言されています。これ以上に悪いヘッドラインはあるでしょうか?言い換えれば、悪い材料は、ほぼ出尽くしているのではないでしょうか?

上記したように、現在のツイッターの株価は39ドル14セントです。これは割安なのでしょうか、それともまだ割高なのでしょうか? ミューチュアル・ファンドの格付け会社として有名なモーニングスター社のアナリスト、リック・サマー氏はこう語っています。
ツイッターの決算は予想どおりだったが、投資家たちの大きな期待を満足させることはできなかった。現在の株価には、まだ下げる余地があり、投資家たちは他の銘柄、たとえばグーグルなどを考慮することを勧めたい。当社のモデルを使って計算すると、ツイッター株の適正株価は29ドルだ。
万能という訳ではありませんが、株の適正価格を大ざっぱに計算する方法として、エディー・エルフェンバイン氏(Crossing Wall Street)はこんな方法を挙げています。
(成長率÷2)+8=PER(株価収益率)
ヤフー・ファイナンスによると、ツイッターの向こう5年間の成長率の予想は年率で152.3%です。これを上の式に入れると、こうなります。

(152.3÷2)+8=84.15(PER)

次に、この数字(84.15)に予想されている来年の一株利益を掛けます。

ヤフー・ファイナンスによると、ツイッターの来年の予想される一株利益は$0.25ですからこうなります。

84.15 x 0.25=21.03(適正株価)

ということで、エルフェンバイン氏の方法で計算するとツイッターの適正株価は21ドル3セントとなり、モーニングスターのアナリストより低い数字です。

次に、古くから伝わる日本のやり方で計算してみましょう。これは適正価格の計算方法ではありませんが、株価の下げ止まる場所を見つけるために使われる一方法です。
半値八掛け二割引 
元値×50%(半値)×80%(八掛け)×80%(二割引)=32%
これで計算すると、ツイッター株が最終的に下げ止まる位置は23ドル91セントです。
74ドル73セント(去年の最高値) x 32% =23ドル91セント
モーニングスター: 29ドル

エルフェンバイン氏: 21ドル3セント

半値八掛け二割引: 23ドル91セント

ということで、ツイッターが30ドルを割ったら買い出動、といったシナリオが考えられます。


(参照した記事: 米ツイッター、利用者伸び鈍化 14年1〜3月期決算

ツイッターの決算。閲覧数の伸び鈍化がより鮮明になり、フツーの会社へ

Twitter Tweets a Disappointing Earnings Report

A Eulogy for Twitter

Twitter's Fundamentals Don't Justify Stock Price

World’s Simplest Stock Valuation Measure)

コメント

Seagulls さんのコメント…
面白いですね。御参考になりました。では又御世話になります。