カーク・レポート: 投資のスターたちを崇拝してはいけない

(下はカーク・レポートからの抜粋です。)

トレーダー、投資家、そしてマスコミは金融界のスターを崇拝する傾向がある。私たちは投資のスーパースターから学ぶことはできるが、最終的に必要なのは私たち自分自身による勇気ある判断だ。言い換えれば、投資のスターたちのマネをする必要は無い。

ウォーレン・バフェット、デビッド・テッパー、ピーター・リンチ、カール・アイカーンなどの名前を投資のスターとして挙げる人たちが多いことだろう。彼らには優れた銘柄選びの腕があり、投資成績も卓越している。しかし頭に入れておいてほしいことは、彼らのやり方が私たちの性格に完全にマッチすることはありえないから、私たちは自分自身のやり方を築きあげる必要がある。

ピーター・リンチ
投資のスターたちと私たち個人投資家の違いを簡単に言うとこうなる。「彼らの職業を考えれば当然のことだが、投資のスターは不安を隠すのが上手い。」もし彼らが人前で不安などを表明したら、投資家たちから資金を集めることなどできない。私たちが彼らに金を預けて投資してもらおう、という気になるのは、彼らはいつも自信に満ちているからだ。

大成功しているファンド・マネージャーたちと個人的に話してみると分かることだが、彼らも私たちと同様に不安を感じ、マーケットのことを心配している。どんなに成功しているマネージャーでも常に勝つことなど無理であり、最も重要なことはリスク管理だ。しかし大衆はリスク管理などに興味はなく、彼らが興味のあることは、スターの口から発せられる自信に溢れた相場予想だ。

不幸なことに、私たち個人投資家は、私たちが欠く自信を持ち備えたスターたちに自然に引きつけられてしまう。マーケットを正確に読むことは難解であり、不安定な状況がマーケットに訪れると、私たちは子どもが母親を求めるように投資のスターたちの意見に耳を傾ける。正に、投資のスターたちを崇拝しているのと同じだ。

彼らがスターになれたのは、彼らは自分のやり方を築き上げ、自分独自の方法で歩むことを決断し実行したからだ。彼らはリーダーであり追従者ではない。どんなに頑張っても、あなたは第二のウォーレン・バフェットになることは無理であり、そもそもそんなことを目標にするべきではない。先ず、投資やトレードの方法を学ぶこと。そして学んだ方法を改良改善して、自分の性格に合ったものに作り変えることだ。間違っても、投資スターの崇拝者になってはいけない。

(情報源: Eliminate All Hero Worship

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