2014年5月15日木曜日

テレビに出る投資専門家の話は役に立たない!?

今日の単語

Guru: 教祖的存在、リーダー、第一人者

教祖的存在で思い出すのは、地下鉄サリン事件を引き起こした麻原彰晃です。教祖の言葉には絶対的な力がありますから、良い悪いに関係なく、信者たちは教祖の命令に100%従います。

世の中にはInvestment Guruというものも存在します。辞書で調べると、Investment Guruは「投資の専門家」と訳されていますから、彼らの言葉は個人投資家たちに役立ちそうな雰囲気があります。現に彼らは(彼女らは)、テレビに頻繁に登場し、相場観や個別銘柄に関する意見を述べ、多くの人々が彼らの言葉を参考にして投資の判断をしています。

では具体的に、Investment Guruとは誰のことでしょうか?極論になりますが、権威のある人ほど教祖的な色が濃くなりますから、ジョージ・ソロス氏、ジム・ロジャーズ氏、ウォーレン・バフェット氏はInvestment Guruの巨人です。もちろん、彼らの言葉から学ぶことが多いのは認めますが、彼ら三人は既に伝説的な存在なので、彼らの言葉には鶴の一声的な威力があります。

上記3人ほどの力はありませんが、大手証券会社のアナリスト、ヘッジファンド・マネージャー 、経済評論家などもInvestment Guruです。これも偏見に満ちた言い方になりますが、当然ピンからキリまでありますが、経済番組や株番組に出てくる人たちは全てInvestment Guru(投資の教祖様)です。

繰り返しになりますが、Investment Guruの言葉が参考になることは確かにありますが、あまりにも彼らの言葉を重宝しすぎると、私たちは自分の判断で投資ができなくなってしまいます。こういうヘッドラインがあります。
Gold is a buy under $1,000 an ounce; here's why it could get there: Jim Rogers
「金は1000ドルを割ったら買いだ」というジム・ロジャーズ氏の言葉です。 現在の金価格はほぼ1300ドルですから、このヘッドラインを見た人たちは、「金はまだ割高だから買えない」、と判断したことでしょう。ロジャーズ氏が言ったことを要約するとこうなります。
歴史的に見た場合、金価格が50%の調整をすることは珍しいことではない。もし今回もそうなったとすると、金価格は1000ドルを割ることになる。しかし、もしアメリカがイランと戦争といった事態が起きるなら、金がたとえ1600ドルに上昇しても私は買う。
要するに、ロジャーズ氏は一般論を語っただけです。とにかく教祖的な存在であるロジャーズ氏ですから、マスコミも氏の言葉を盲信です。

マンディ・ウッドラフ氏(ビジネス・インサイダー)は、こんなことを指摘しています。
ある投資アドバイザーが、全米に放映されているテレビ番組で、ある銘柄の買いを強く勧めたとしよう。一つだけ確実に言えることは、この話を聞いているのは、あなた一人だけではない。銘柄名がテレビ上で発された瞬間に、それは貴重な情報ではなくなる。投資専門家の話はコマーシャルと同じだ、と割りきって聞くべきだ。

ジム・ジャーズ氏

(参照した記事: Gold is a buy under $1,000 an ounce; here's why it could get there: Jim Rogers

SMART INVESTOR: Seriously, Stop Listening To The Investment Gurus

0 件のコメント: