前向き思考はトレードに邪魔!?



あらかじめ負けを想定しておく、というのは重要なことだと思います。トレードにあてはめて言えば、負けを想定することは損切りの設定を意味しますから、負けの想定は資金を守ることにつながります。

よんぎさんのツイートを読んで思い出したのは、著名トレーダー、ラリー・ウィリアムズさんの言葉です。
自分の経験とリサーチを基にして、私はこういう信条を作り上げた。
「今自分のしているトレードは失敗に終わる。大きな負けになる。」
何と悲観的な信条だ、と前向き思考を実行している人たちは言うことだろう。トレードは成功する、必ず上手く行く、というのが前向き思考であり、このお陰でトレーダーたちは必要以上に大きな売買をしてしまう。更に、自信満々でトレードに臨んでいるから、株価が逆に動いても直ぐに損切ることができない。要するに、負けているポジションの保有が長期化してしまうのだ。
私の信条、「今自分のしているトレードは失敗に終わる。大きな負けになる」、について考えてみよう。データは、この信条の正しさを証明している。75%のミューチュアル・ファンドのマネージャーは、ダウ指数の伸び率より良い成績を上げることができない。そして、短期トレードを専門にするトレーダーの80%は口座の全資金を失ってしまう。私自身の場合も、多くのトレードで損が出ており、あなたもそうなることに間違いない。
私の信条を受け入れてほしい。「このトレードは、おそらく失敗するだろう」、という考えが頭にあれば適切な損切りを設定することができ、一度のトレードで大きな損を出すことがなくなる。言い換えれば、沈み始めた船から素早く脱出することができるのだ。
私の信条を受け入れてほしい。「このトレードは失敗するぞ」、と最初から思っていれば、必要以上に大量な売買をすることなど起きない。信用口座を利用して、いつも目一杯買っていたのでは、少しの値動きでたちまちマージン・コール(追い証)だ。
前向き思考が原因となり、多くのトレーダーたちが道理に合わない危険なトレードを行なっている。明らかに難しいマーケット状況であり、どう考えても勝ち目がない状態でも、彼らは勝ちを信じてトレードを行う。正に、自ら災難を求めているのと同じだ。


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