2014年4月24日木曜日

米国の景気後退が始まる!?

「今年は2007年によく似ている」、とマイケル・スナイダー氏(The Economic Collapse)は言います。その証拠として挙げられているのがこれらのチャートです。


2007年の米国における中古住宅販売件数です。



そして上は、2013年7月から現在までの中古住宅販売件数です。なるほど、たしかによく似ています。更に、同様な状況を新築住宅販売件数にも見ることができます。ということは、米国の住宅市場の回復は既に終わっているだけでなく、ひょっとすると近い将来、米国経済全体の回復もストップしてしまうのでしょうか?スナイダー氏は、こう書いています。

新築住宅販売件数
もし歴史が繰り返されるなら、現在見えているサインは危険信号だ。上は新築住宅販売件数を示すチャートだが、一般的に言えることは、景気後退が起きる前に先ず新築住宅販売件数の下降が始まる。
疑問になることは、たしかに販売数は下降していますが、これは単なる一時的な現象であり、直ぐに上昇に転じる可能性は無いのでしょうか?マイケル・ロンバーディ氏(Profit Confidential)は、こう述べています。

上は、ケース・シラー住宅価格指数だ。2012年から上昇が始まっているが、現在の位置は2005年のピークにはほど遠い。結論を先に言えば、住宅価格の上昇はそろそろ止まる。なぜなら、住宅ローンの申し込みが大幅に減っているからだ。
・ シティグループ: 2014年第1四半期、住宅ローンの申し込みは前年度同時期を71%下回った。
・ JPモルガン・チェース: 2014年第1四半期、住宅ローンの申し込みは前年度同時期を68%下回った。
住宅市場が活況なら、言うまでもなく住宅ローンの申し込みは増える。しかし現在起きていることはその反対だ。今回の場合、2007年のようなバブルが破裂して住宅価格が暴落、といったことが起きる可能性は極めて低いが、少なくとも住宅市場の成長が減速し、結果的に住宅価格は下がることだろう。
過去2年間の住宅市場の成長は、極めて割安な価格に落ち込んでいた住宅を機関投資家たちが徹底的に買ったためだ。言い換えれば、過去2年間の住宅市場では、初めて家を購入する消費者たちの割合が少なかった。
もし住宅市場の減速が予想されているなら、建築業者たちは将来を悲観視している筈です。


上のチャートはブルームバーグからですが、住宅建築業者たちのセンチメントが示されています。50未満の数字は悲観的なセンチメントを表し、現在の数値は46です。ロンバーディ氏が言うように、住宅価格の暴落が起きるとは思いませんが、明らかに住宅市場には危険信号が灯っています。


(情報源:Exactly Like 7 Years Ago? 2014 Is Turning Out To Be Eerily Similar To 2007

Dead-Cat Bounce Over for the Housing Market?)

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