2014年4月21日月曜日

なぜトレードの計画を立てるのか?

金持ちになりたい、という願望を持つのは悪いことではありませんが、それがトレードの弊害になってしまうことがあります。たとえば頻繁なトレードです。特に、短期間で金持ちになってやろうという願いを実現させるためには、じっくりと長期投資をする事はできませんから、どうしても頻繁なトレードをしてしまいます。

では、頻繁なトレードを避けるべきだ、というアドバイスをする人が多いのは何故でしょうか?よく聞く回答は、「たとえ手数料が安くなったとはいえ、あまりにも頻繁にトレードをしていたのではトレード利益が減ってしまう」、というものです。確かに、毎日30回、40回とトレードをしていたのでは毎月の手数料は膨大なものになります。それに、これは実際にトレードを始めると分かることですが、最初から直ぐに儲かるトレーダーはいませんから、手数料は損額を更に拡大する結果となります。

ある新人トレーダーが、こんなことを述べています。
頻繁にトレードをしてはいけない、という事は何度も聞いていたが、私はその悪い癖を身に付けてしまった。今は、しっかリと自分をコントロールすることができるようになり、規律のあるトレードをしている。

注目は下線の部分、コントロールと規律です。新人トレーダーの言葉を言い換えると、こうなります。
私は自分自身をコントロールすることができなかったので、規律を欠くトレードを頻繁にしてしまった。
自分を抑えることができない大きな理由の一つは感情です。テレビのニュースだけでなく、ツイッターなどのSNSで株情報が直ぐ手に入る今日この頃ですから、「これはかなり行ける!」、などといった話を聞くと直ぐに買いたくなってしまいます。

トレードに規律が無いのは、あらかじめ用意したトレード計画が無いためです。こういう話を聞いたことがあるでしょうか?
プロのトレーダーが儲けることができるのは、事前に立てた計画に沿ったトレードをしているからだ。多くの人たちは、プロは臨機応変に頻繁なトレードをして利益を上げていると思っているようだが、それはとんでもない誤解だ。
私は、プロ・トレーダーがやっているチャットを利用したことがあります。チャットはマーケットが始まる45分ほど前から始まり、今日注目の銘柄が先ず紹介されます。なぜ、この銘柄は買いなのか、いくらで買い、いくらで利食うのか、間違った場合はどこで損切るのか、といったことが説明されるので計画に沿ったトレードをすることができました。もちろん、マーケットの最中には他の面白そうな銘柄が出てきますが、それらをトレードすることはありません。

以前の私の上司は、現在デイトレーダーとして成功していますが、彼も事前に立てた計画に従ったトレードだけをしています。トレードを始めた頃はCNBCで取り上げられた株、株掲示板で話題の銘柄などもトレードしたようですが、結局それらは自分で選んだものでないからダメだ、と元上司は語っています。

レストラン・ベニハナの創業者、ロッキー青木氏の本に、「成功したければマニュアルに従え」、といったことが書かれていました。たとえば、世界で大成功しているマクドナルドにはマニュアルがあります。新しい店を出す場合、全ては既に用意されたマニュアルに沿って進められ、その日その日の責任者の気分によって違うことが試されるなどといったことは決して起きません。

青木氏が強調していることは、先ず自分自身のマニュアルを作り上げること。そしてマニュアルが出来上がったら、それに従ってビジネスを展開すること。成功のマニュアルが出来上がってしまえば、二軒目、三軒目とレストランをオープンすることは簡単だ、ということです。

もう一つ指摘したい事は、どんなに確実だ、と思われるトレードにもリスクはあります。突然のテロ事件で株が大幅に下げる、といったことも起きますから、儲けが100%保証されたトレードなどありません。頻繁なトレードは資金を必要以上にリスクにさらす事と同じですから、あらかじめ厳選したトレードだけに的を絞ることは資金を守ることにもつながります。




(参照した記事: 4 Psychological Pitfalls That Will Blow Your Account)

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