再び不安になった金の買い手たち

金の日足チャートです。


(赤:陰線、白:陽線)

12月末からラリーが始まり、金はいよいよ底を打った、という雰囲気でした。現に、12月31日から3月14日までの上昇率は18%に及び、金に対する強気意見も大きく増えました。しかし今日、金の投資家たちは再び不安になっています。


最近の下げ方を見てください。2~3日連続の下げとなった翌日、陽線は確かに形成されるのですが、それは一日だけで終わってしまい買いに後続がありません。特に、底打ちを思わせる20%近いラリーがあっただけに、乗り遅れた人たちにとってこの下げは押し目買いチャンスになる筈ですが、なかなか積極的な買い手が現れません。

Aを見てください。50日移動平均線が200日移動平均線を上抜けて、下降基調が上昇基調に転換した可能性を示すゴールデンクロスが起きています。しかし、それは無視され、金価格は両方の移動平均線を割ってしまいました。

ここで思い出すのはグランビルの法則です。

チャート: 日刊ゴールデンクロス
上は4つの売りシグナルですが、今回の金には2番めの売りパターンが形成されています。
移動平均線が下落を続けている時に、終値が平均線の上に来た時。日刊ゴールデンクロス
もちろん、グランビルの法則だけで売買タイミングをつかむのは無理ですから、この法則は移動平均線と株価の関係を見るもの、といった程度の解釈で十分と思われます。

さて、だらだらと下げが続く金ですが、本当の底打ちはこれからやって来るのでしょうか?言い換えると、12月の安値割れを考えた方がよいのでしょうか?もう一度チャートを見てみましょう。


12月31日の安値から3月14日の高値で測定した38.2%、50%、そして61.8%の値戻しレベルです。注目は、1の61.8%の値戻しレベルです。一般的に言われることですが、61.8%のレベルを割ると、株価は高値に戻ることが難しくなり、以前の安値を試しに行く傾向があります。ということで、金にとって1261~1260ドルは重要なレベルです。

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