フェイスブック株: 買い基調から売り基調へ、ゼロを割ったシグナルライン

ソーシャルネットワーキングサービス(SNS)大手の米フェイスブックは、バーチャルリアリティー(仮想現実)技術を応用したヘッドセットを手掛ける米オキュラスVR(カリフォルニア州アーバイン)を20億ドル(約2000億円)近くで買収することで合意した。
下はフェイスブックの日足チャートです。(水曜の大引け45分前時点)


上昇する50日移動平均線を決定的に割り、6%の大幅下落です。出来高は極めて多い、という程ではありませんが、通常量を約38%上回っています。

見てのとおり、フェイスブックの下げが始まったのは今日ではなく、買収ニュースは下げ速度を加速させる結果となったようです。
まだ製品の出荷が始まっていないバーチャルリアリティーの会社に20億ドルも払う、という報道に、フェイスブックの株主たちは戸惑いを感じている。更に、「もう買収はしばらくしない」、とマーク・ザッカーバーグ氏(フェイスブックCEO)は6週間前に言ったばかりだけに、アナリストたちはフェイスブックがこの連続買収をうまく消化できるかを心配している。
上のチャートに、パラメーターを3-10-16に設定したMACDを入れてみましょう。


このMACDについては何度か書きましたが、簡単に復習してみましょう。

赤はMACDライン、青はシグナルライン、点線はゼロに引かれたゼロラインです。シグナルラインがゼロラインより上にある時は、株が買い基調にあることを示し、その反対にゼロラインより下なら売り基調です。1を見てください。最近続いた株価の下げで、シグナルラインはゼロラインを割り、フェイスブック株は買い基調から売り基調に変わっています。

A、B、Cの部分は買いのタイミングです。シグナルラインがゼロラインより上にある時、一時的にMACDラインがゼロラインを割っています。これは上昇基調にある株が一時的に調整していることを示し、押し目買いのチャンスを表わしています。

シグナルラインが直ぐにまたゼロラインより上に戻ってしまえば話は別ですが、このままゼロラインより下での推移が続くと、次にやって来るのは空売りの機会です。下の日足チャートは、2013年の2月と3月に起きたフェイスブックの空売りパターンです。


先ず、1で分かるように、シグナルラインはゼロラインを割り、買い基調から売り基調に変わっています。空売りのタイミングは2と3の部分です。両方とも、シグナルラインがゼロラインより下にある時、MACDラインが一時的にゼロラインを上回っています。

もう一つ、最近起きた空売り例を挙げましょう。グーグルの日足チャートです。


シグナルラインがゼロラインを割りました(1)。MACDラインが一時的にゼロラインを越え、空売りシグナルの点滅です。(2)


(参照した記事:フェイスブック、仮想現実のオキュラス買収へ

Facebook shares drop after causing rift with Oculus fans, investors

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