「ミスター株式市場にインタビュー」をもう一度読んでみた

「反則だ、そこはレジスタンスなんだから、そう簡単に突破してもらっては困る」、と言った人がいたかどうかは分かりませんが、下はダウ工業株30種平均の日足チャートです。


もう少し正確に言うと、月曜のブレイクダウンが起きるまでは、この青い線はサポートラインでした。株の本によれば、いったん崩れたサポートラインはレジスタンスラインになる傾向があります。ですから、もしダウがこの線まで戻るようなら空売ってやろう、と計画していた人は多かったと思います。

よく言われることですが、株の世界には、いつも必ず通用するパターンはありません。サポートラインで株は反発することもあれば、あっさりとブレイクダウンになってしまうこともあります。MACDから買いシグナルが出ても、その3日後に直ぐ売りシグナルが出てしまう、といったことも頻繁に起きます。

株で思うように利益を上げることができないのは私たちだけではありません。
毎年コンスタントに、マーケット(S&P500指数)より優れた成績を上げているミューチュアル・ファンドは1%もない。(マーケット・ウォッチ)
正に、株のプロたちも四苦八苦です。なぜ、こうも株で利益を上げるのは難しいのでしょうか。数年前の記事ですが、「ミスター株式市場にインタビュー」を、もう一度読んでみようと思います。


聞き手: 株式市場さん、お忙しいところ時間をさいていただき有難うございます。

株式市場: うん、さっそく最初の質問から始めてくれないかな。仕事があるんだ。

聞き手: 株式市場さんの仕事というのは何ですか。

株式市場: できるだけ多くの投資家やトレーダーたちに苦しみや痛みを与えることだ。

聞き手: そんなことをして楽しいのですか。

株式市場: 私の仕事に感情が入ることはない。だから嬉しくもない、悲しくもない、後悔もしない。それが私だ。

聞き手: でも友達はいるのでしょう。。

株式市場: 多くの人たちが私を愛し尊敬し、私の一つ一つの動きを監視し研究している。もちろん私を忌み嫌い、私のことを精神病だと決め付ける人たちもいる。言うまでもないが、人が私のことをどう思っているかなどということに、私は全く興味はない。

聞き手: 株式市場さんは精神病なのですか。

株式市場: 私は精神病ではない。とうぜん医者も要らない。私には自分のことがよく分かっているから、好きなことをやりたい時にやっている。私は株式市場だ。私は自分のすることに疑問を感じることなどない。私がいなくなって困るのは、株のトレード方法を教えている人たち、株で悩んでいる人たちを相手に相談している専門家たちだ。

聞き手:ということは、株式市場さんが大好きだと言う人たちは、株トレードを教えている人たちやアドバイザーだけですか。

株式市場: それは正しい見方だと思うが、私を好きな人は他にもいる。例をあげよう。私のことを好きな人たちは、「今日で10連勝だ」などという自慢をすることはない。それに、次の私の動きの予想に必死になることもない。だから、チャットルームや様々なサイトに行って情報集めに忙しい、などということもない。私のことを好きな人は、私が「傲慢、欲、恐怖、怠惰」などを嫌うことを承知している。言い換えれば、私のことを好きな人は、「自分は自分、株式市場は株式市場」、というように現実を把握することができる。

聞き手: 最初に、株式市場さんの仕事は「できるだけ多くの投資家やトレーダーたちに痛みを与えることだ」、と言われました。これは、株式市場さんを尊敬しない人たちに痛みを与える、という意味だったのですね。

株式市場: そのとおりだ。

聞き手: ここまでを振り返って、ご自分の仕事ぶりを、どのように評価しますか。

株式市場: テレビを見てほしい。毎日必ず私のことが報道されている。特にCNBCなどは、私のことを四六時中報道している。専門家、知識人、一般個人投資家、と様々な人々が私のことを語り研究し、次の私の動きを予想している。それに、私に関するブログも沢山あり、休みの筈の週末も私のことが語られている。繰り返すが、他人が私をどう見ているか、などということに私は全く興味がない。ウォーレン・バフェット氏がこれを買った。政府がこんな法案を用意している。そんなことに私は耳を傾けない。

聞き手: どんな方法で株式市場さんを尊敬しない人たちに痛みを与えるのですか。

株式市場: 人間性を利用するだけだ。こういう相場の諺がある。「明らかなことは滅多に起きない。予期せぬことが頻繁に起きる。」

聞き手: もっと具体的に説明していただけませんか。

株式市場: それはできない。秘密だ。私のやり方が分かっていないということは、あなたは私の次の犠牲者だ。時間がない。悪いが、このへんで失礼するよ。

聞き手: 今日はどうも有難うございました。


(参照した記事:AN INTERVIEW WITH MR STOCK MARKET

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