さて、いよいよ資金は本格的に商品市場へ流れるのだろうか??
「中国に関連した商品が次のテーマになるような気がする」、といった意味のツイートになります。そして、最近同様な意見が増えています。(注: このツイートをしたのは株のトレーダーですから、「中国がからんだ商品関連の株が狙えそうだ」、と解釈した方が適切です。)
今朝、Chart OF THE DAYに掲載されているチャートはこれです。
上海総合指数ですが、Chart OF THE DAYはこう書いています。
過去3年間、やや急角度な下げチャネル内で指数の推移が続いている。ここ1月間を見ると、指数は上昇しレジスタンスである上辺(赤)に迫っている。2011年が始まった頃から振り返ってみると、上海総合指数が上辺に挑戦するのは、これで7度目だ。巷では中国のシャドーバンキングが話題になり、今は中国株を避けるべきだ、という意見が主流のように思われます。もちろん、7度目の挑戦も失敗に終わることも考えられますが、皆の予想に反して上放れになる可能性はゼロだ、と断言することもできません。上のチャートをよく見てみると、最近は上限の突破に失敗しても、下限まで下げてしまうということは起きていません。言い換えると、買い手はそこまで下げるのを待てない状況です。
2月10日、マイケル・ユー氏(JPモルガン)は、こういう見方を発表しています。
現在の中国株は極めて割安だ。15%から20%の反発ラリー が起きることだろう。短期的な買いを勧める。中国がからんだ商品と言えば鉄、石炭、原油、小麦、大豆と色々ありますが、手っ取り早く投資するなら商品のETFを利用することです。
上は商品に投資しているETF、PowerShares DB Commodity Index Tracking (DBC)の月足チャートです。上辺が下がる下降三角形だと解釈するなら、下辺割れのブレイクダウンが狙いになります。しかし、その反対に上辺を突破なら下降三角形の解釈が間違っていたことが証明され、言うまでもなく買い手が集まります。
下はS&P500指数の日足チャートです。
抵抗線を越えることができず、ほぼ今日の安値で終了です。もしこれが調整の開始シグナルなら、株を売った資金が商品へ流れる可能性があると思われます。
(参照した記事: Chart OF THE DAY
JPMorgan Says Buy Chinese Stocks for 20% Advance Within Weeks)
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