米国株式市場:冴えない株、買いを集める国債

マーケットを振り返ってみましょう。下はダウ工業株30種平均の日足チャートです。




1月最後の週(1月27日~1月31日)、ダウは0.88%の下げとなりました。サポートライン(1)を瞬時割ることはありましたが、少し戻してなんとかサポートラインのところで金曜の取引を終了です。ストキャスティクス(2)は完全な売られすぎですから、そろそろ反発はあると思います。しかし下げが顕著な20日移動平均線(3)、それに上昇が止まりやや下げの兆しが見える50日移動平均線(4)を考えると、ダウ指数が大きく反発して一気に前回の高値まで戻ることは不可能だと思います。長期トレンドを示す200日移動平均線(5)は、依然として上昇が続いています。

移動平均線の並び方はまだ崩れていません。上から20日、50日、200日ですからアップトレンドの並び方です。問題は、上記したように傾きです。20日は下向き、50日は下降の兆しが見える、そして200日移動平均線は上向きという状態ですから意見の不一致が起きています。短期投資家は弱気、中期投資家は弱気に傾き始め、強気なのは長期投資家だけです。皆の意見が一致していない訳ですから、この相場はやり難い相場です。

不調な株とは反対に買われているのは国債です。下は、長期米国債に投資しているETFの日足チャートです。



20日移動平均線(1)は明らかな上昇、そして50日移動平均線(2)も上昇が始まっています。わずかですが、金曜の取引は下降する200日移動平均線(3)のやや上で終了です。しかし、直ぐ上にはレジスタンスライン(4)が控えていますから、現位置では積極的に買うことはできません。

オン・バランス・ボリューム(5)は上昇し、強い買い圧力が示されています。

このチャートも意見の不一致です。200日移動平均線は下げ方向ですから、長期投資家は国債に対して弱気な見方です。しかし、20日と50日移動平均線の傾きで分かるように、短期と中期投資家は国債に対して強気な見方です。

移動平均線の並び方は崩れています。強いダウントレンドなら、下から20日、50日、200日移動平均線ですが、現時点では一番下が50日移動平均線となっています。ということは、米国債のダウントレンドは終わろうとしているのでしょうか。StockCharts.comに、こういうチャートが掲載されています。

StockCharts.com

二番底が形成されている、という見方です。もし青い横線を突破なら、116弱が目標です。二本の縦の点線で分かるように、目標株価は底の深さを測って割り出します。


(参照した記事:A Major Bullish Reversal Pattern Takes Shape in TLT

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