金市場に起きたフラッシュ・クラッシュ: 取引は10秒間の停止

今日の言葉: fat finger  
直訳すると太った指です。指が太いとキーを余分に押してしまいますから、fat fingerは「タイプミス」という意味になります。
月曜、ニューヨーク商品取引所で、金が瞬間的に大幅な下げとなる「フラッシュ・クラッシュ」が起きました。



上のチャートはマーケットウォッチからです。
1月6日(月)10時14分13秒、約4200コントラクト(枚)の大量な注文があり、金価格(2月限)が瞬時に30ドルの大幅下落となった。このため取引は10秒間の停止となった。(4200枚の注文を発端に、一分以内に計1万2000枚という膨大な量の発注があり、金価格は1245ドルから1215ドルに、あっと言う間に下落した。)
急落の原因はfat finger(誤発注)だ、機関投資家が売った、金価格の操作だ、などと憶測されています。
・ 最初はfat finger(誤発注)だと思いましたが、ブローカーによるポジションの整理だ、という噂が出ています。 -- フィル・フリン氏(Price Futures Group)
・ 単なる誤発注だったのか、それとも大きなファンド会社による売りだったのか、あるいは銀行による売りであったのかは現時点では誰にも分かりません。しかし、今日の急落には金価格を操作しようという意図があったような気がします。-- マーク・オバーン氏(GoldCore)
・ 今日の急落は、誰かが大きな空売りポジションを守るために行った売りが原因になったと思われます。しかし、現在の金価格はかなりの割安レベルです。ここでの売りには疑問を感じます。-- ロス・ノーマン氏(Sharps Pixley)
金価格に連動するETF、SPDR Gold Shares (GLD)の日足チャートを見てみましょう。



先物市場に起きたフラッシュ・クラッシュを反映して金のETFも瞬時下げましたが、長い下ヒゲ(1)で分かるようにETF価格は回復し、結局+0.19%で月曜の取引を終えています。正にロス・ノーマン氏が言うように、現在の金価格は割安だ、と思っている人たちが多いようです。目先的には、下降する50日移動平均線(2)を突破できるかに注目です。


(参照した記事: Nanex ~ 06-Jan-2014 ~ First Gold Halt of 2014

Gold market ‘flash crash’ explanations vary from ‘fat finger’ to ‘price manipulation

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