注目したい今年の商品市場

「ウォール街は商品に弱気(Wall Street Bearish On Commodities)」、という記事を読んで考えさせられました。短い記事なので、要点は五つだけです。
・ 2013年、世界最大10の投資銀行の商品市場からの利益は14%という大幅減少になった。そのため、商品市場を担当する社員数は、2009年以来最低の数に落ち込んだ。
・ 先月の発表によると、ドイツ銀行はエネルギー、農業、ドライバルク、ベースメタルのトレードから退去することを決定し、更に金融派生商品と貴金属のトレードデスクを債券と為替トレードデスクと併合させることを決めた。

・ 去年7月、JPモルガンは金属や原油を含めて、商品市場から大きく撤退することを計画中であることを発表した。

・ 2013年、モルガン・スタンレーは、商品市場部門のスタッフを10%削減し、国際原油事業部門をロシアの企業へ売却した。
・ シティグループは去年、商品市場の上げ周期は終了した、と発表している。
大手金融機関は、次々と商品市場から撤退です。もちろん、だからと言って商品の需要がゼロになることは有りえません。好況、不況にかかわらず、世界は原油が必要であり、小麦や大豆も必要です。大手金融機関が、商品市場部門のスタッフを大幅削減しているのは、主要商品の低迷が相変わらず続いているためです。

たとえば、下は原油の動きに連動するETFの週足チャートです。




金価格に連動するETFの週足チャートです。




トウモロコシの価格に連動するETFの週足です。




もう一つ見てみましょう。下は、砂糖の価格に連動する上場投資証券の週足チャートです。




どれもこれも全く冴えない状態です。こんな状況ですから、大手金融機関がさじを投げたくなるのは当たり前かもしれません。しかし言い換えると、皆が皆弱気になっている状態ですから、今年は商品市場に注意を払いたいと思っています。


(参照した記事:Wall Street Bearish On Commodities

コメント