あまりにも嫌われている米国債

メリルリンチでテクニカル・アナリストを経歴し、現在は金融コラムニストとして人気のあるボブ・ファーレル氏は、「アナリストの意見や予想が一致する時は要注意だ」、と言う。チャートの分析で知られるジョン・マーフィー氏も、こんなことを述べている。
あなたの見方が正しければ、多くの人たちは、あなたの意見に反対することだろう。現に、私の相場分析が正しい場合、ほとんどのアナリストは私とは正反対の見方をしている。私は、自分が少数意見に属することを全く気にしない。なぜなら、私の見方が皆と一致する場合、その見方は間違っていることが多いからだ。
今日のマーケットで、アナリストたちが一致しているのは、米国債に関する見解だ。下のチャートを見てほしい。


チャート:SentimenTrader.com
上半分が米国債指数、下半分がアナリストたちの強気センチメントになる。現在の数値は26パーセントという極めて低いレベルにあり、国債に対して強気なアナリストは4人に1人しかいない。前回のFOMCで量的緩和の縮小が発表されているだけに、ここで強気になるのは、かなり難しいようだ。しかし、円で囲った部分で分かるように、現在のように強気センチメントが極めて低い時に国債市場は一時的な底になっている。



上のチャートは米長期国債のETF、iShares Barclays 20+ Year Treasury Bond Fund (TLT)、そして入れた指標はオン・バランス・ボリューム(OBV)だ。
オン・バランスというのは「差し引きして」という意味であり、OBVとは差し引き計算による出来高を表します。OBV線が上昇傾向にある時は買い方の勢力が蓄積されつつあり、先行き株価上昇が予想されます。(株の達人から抜粋)
ダイバージェンスが起きていることに注目してほしい。矢印が示すように、ETF価格は下げ方向だが、OBVは既に上昇が始まり買い圧力が増大している。もちろん、ここで積極的に国債を買う必要はないが、現時点での空売りは避けた方が良いと思われる。


(参照した記事:Nobody Likes Bonds!: Ritholtz Chart

OBV(オン・バランス・ボリューム)の見方・使い方

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