株に割り当てた資金は100%+、強気な米国のマネー・マネージャーたち

マーケットが好調なのだから当たり前の結果だ、と言ってしまえばそれまでだが、11月29日に発表されたこのチャートを見てほしい。

チャート:SentimenTrader.com

一番上が米国の株式市場の動きを示すS&P500指数になる。丸で囲った1の部分は、アクティブに資金を運用しているマネー・マネージャーたちが、資金をどれくらい株に割り当てているかがパーセンテージで示され、現在の数値は前回を14.05ポイント上回る101.45%だ。

もしこの数字が0%なら、マネージャーたちは株に全く投資しておらず、100%なら全資金が株に割り当てられている。100%を超える今回の数字で分かるように、マネージャーたちは手持ち資金以上の金を株に割り当てており、これが意味することは信用取引の利用だ。言い換えると、金を借りてまで株を買いたいという姿勢が顕著に見えるわけだから、マネージャーたちはかなり強気だ。

次に2の部分(NAAIM SURVEY INTENSITY)を見てみよう。現在の数値は213に跳ね上がり、この数値には最も強気なマネー・マネージャーと最も弱気なマネー・マネージャーの差が示されている。例えば、最も強気なマネー・マネージャーが資金の100%を株の買いに割り当て、最も弱気なマネー・マネージャーが資金の20%を株の空売りに割り当てた場合、この数値は80になる。現在の数字は213だから、弱気マネージャーも株の買いに積極的だ。

一番下の赤い棒グラフは強気センチメントだ。現在の数値は73%だから、過半数以上のマネー・マネージャーがマーケットに対して強気な見方をしている。

一般的に言われることは、1の数字が80以上、2の数字が150以上、そしてセンチメントが50以上と三つ揃った場合は過熱マーケットだ。正に今日の状態がそれであり、そろそろ調整が起きてもおかしくない。

皆が強気の中で、株を積極的に売っているグループがある。


チャート:SentimenTrader.com
会社役員、最高経営責任者などの内部関係者による自社株売り/買いの様子が示されている。矢印の部分になるが、現在の数値はマイナス2を上回り、内部関係者たちは積極的に自社株を売っている。もちろん、マーケットが好調なのだから自社株を売って利食うのは当然だ。しかし、まだまだ行けると思っているなら自社株を手放すのではなく、今日も引き続き積極的に買うのではないだろうか。

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