金投資家: 一晩考えた結果は売り

金の投資家にとって今年は苦しい年だったが、来年は更に苦しくなるだろう。 -- ジョニ・テベス氏(UBS)


ピーター・ブラント氏のツイート: 金は「ヘッド・アンド・ショルダー」の弱気パターンの展開中だ。目標は1121ドル。 

下は、金のETF、SPDR Gold Shares (GLD)の日足チャートだ。



ブラント氏が言うように、ヘッド・アンド・ショルダーが形成されているようだ。株価は既に売りシグナルとなるネックラインを割り、あと6%ほど下げると目標に達する。もちろん、そこまで下げるという保証は無いが、6月の安値を割るようなら、目標価格に簡単に達してしまう可能性がある。

しかし、何故またここに来て金の売りが加速したのだろうか?ジョニ・テベス氏(UBS)は、こう説明している。
昨日のテーパリングが発表された直後の金の動きは、大して悪いものではなかった。これが意味することは、投資家たちは直ぐに行動することを避け、発表されたテーパリングの内容を十分に検討することにした。検討して得られた答えは、「テーパリングは金に悪影響。金価格は更に下がる」、というものだった。好調な株式市場も金に悪影響だ。資金は金から株へと逃げて行くことだろう。
金が敬遠される理由として、ドナルド・セルキン氏(National Securities)は、こんなことも指摘している。
金は、いざという時の資金の避難場所と言われてきたが、最近の例を見るとそうでないことが分かる。キプロス危機、シリアの内乱、米国の債務上限問題などの材料があったにもかかわらず、投資家たちは資金を金へ積極的に避難させることはなかった。もはや金には、資金の避難場所としての魅力が無いのだ。
季節的な要素も金の売りとなっている。これは金だけに限ったことではないが、株やETFなどの投資も含めて、損が出ているものを税金で処理するためには今月中に売却する必要がある。

よく言われることだが、人々の話題になっているうちは株価は底を打たない。皆から忘れられた存在になった時が底打ちなら、金の下げ止まりには、もう少し時間がかかりそうだ。


(参照した記事:Look out below if gold fails this technical test

Fed ‘Taper’ May Mean More Gold Losses — But Miners’ Case Is Growing

Gold: 2014 May Not Be Nice to Its Price

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