円安の長期化を期待するトレーダーたち

円に関する、こういう見方が月曜のマーケット・ウォッチに載っている。
円安が長期化することは、ほぼ確実だと思う。おそらく、110円(対ドル)まで下げることだろう。 -- デイビッド・マーシ氏(ビジネス・コンサルタント)
80円台だった一年前に110円と言われても信じられなかっただろうが、103円まで円安が進んだ今日、110円は十分に有り得ることだと思ってしまう。

デニス・ガートマン氏(ガートマン・レター)は112円-115円を予想している。

円安継続に賭けるトレードが、あまりにも多すぎるという声をよく耳にするが、それは事実だ。しかし、私たちには日銀、トレンド、トレード利益という三つの味方がある。円高に賭けるトレーダーたちには、それら3つの味方は無い。
バークレイズ・キャピタルも円安が続くことを予想し、ドル/円買い、日経225買いの理由として、次の4つを挙げている。
1、金融の刺激策が続くだけでなく、更なる緩和が実施されそう。 
2、歴史的に見た場合、現在の日経225そしてドル/円は極端なレベルにまだ達していない。 
3、日本の個人投資家たちは、まだ株を積極的に買っていない。彼らが市場に参加してくるのはこれから。 
4、日本国債の利回りが安定し始め、政策の効き目が見えてきた。2014年の終わりまでに、TOPIXは1375を達成するだろう。
ニール・リーソン氏(ネッド・デイビス・リサーチ)も日本株の買いに賛成だが、こういう条件を付け加えている。
テクニカル的に見た場合、現在の円は売られ過ぎだ。日本の株を買うなら、ドル/円が先ず95円付近に戻ってからだ。
ドル/円の日足チャートを見てみよう。



上から20日(1)、50日(2)、そして200日移動平均線(3)と並び、三本全てが上昇し強いアップトレンドが示されている。20日移動平均線が現在テストされ、既に反発の兆しが見え始めていることを考えると、今月13日の高値(103.92円)突破を期待している人が多いことだろう。

ガートマン氏が言うように、多くの人たちが円に対して弱気だ。下のチャートには、投資家たちの円に対する強気センチメントが示されている。

チャート:SentimenTrader.com
円安が長期化するという見方に問題は無いと思う。しかし、短期的には円で囲った部分で分かるように、現在の強気センチメントはかなり低いレベルに達しているから、ドル/円にそろそろ利食いの売りが起きる可能性もあることを頭に入れておきたい。


(参照した記事:Yen Touches Five-Year Low, But Where Next?

Yen to decline by ‘whatever it takes’ to awaken Japan)(

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