やって来るのはサンタクロース・ラリー、それとも調整??

木曜のマーケット終了まであと2時間半、下の日足チャートで分かるように、S&P500指数は1775付近に走るサポートラインのテスト中だ。



サンタクロース・ラリーという言葉があるように、12月のマーケットは強いと一般的に信じられているが、12月のマーケットに関するこういう統計がある。



上のチャートは、ライアン・デトリック氏のブログから拝借した。12月のS&P500指数の動きを見たものだが、円で囲った部分で分かるように、12月前半のマーケットはパッとしない。上昇が顕著になるのは20日を過ぎてからだから、正に「サンタクロース・ラリー」という言葉がピッタリする。

2009年に米国株式市場は底を打ち、上げ相場が始まってから、ほぼ5年の月日が流れた。こんなに長期間にわたる上げ相場が続いているのだから、今は調整に備えるべきだという意見が多い。過去50年間を振り返った場合、ブルマーケットが12月に終わったことは一度も無いようだが、今年の12月は例外になるだろうか。下は、thestreet.comからの抜粋だ。

ファンド・マネージャーたちの意見は分かれている。今年S&P500指数は25.2%の上昇となり、2003年以来最高の成績だ。ジム・キー氏(South Texas Money Management)は、「今年のマーケットの上昇率は通常の3倍だ。それに、差し迫る量的緩和の縮小を考えると今月は調整が起きそう」、と語っている。しかしダン・ベル氏(Palisade Capital Management)は、「企業利益が好転しているから、更なる株価の上昇が見込める。たしかに今月のFOMCで緩和縮小が決定される可能性はあるが、経済データを見る限り積極的な縮小が決定されることはなく、縮小額はごく限られたものになるだろう」、と述べている。
ここで話は変わるが、今日のマーケットで興味深かったのは金鉱株だ。アイアムゴールド(IAG)が、低迷する金価格を理由に配当金停止を発表し、株価が10%の大幅下落となった。(アイアムゴールド:中堅の金鉱山会社。アフリカ西部、南米の ギアナ・シールド、カナダのケベックで探査・開発プロジェクトを展開する。)このニュースで金鉱株のETFも下げたのだが、下の日足チャートを見てほしい。


Market Vectors Gold Miners (GDX)という金鉱株のETFだが、サポートラインを割ることなく陽線が形成されている。これはどういう意味だろうか。第2、第3のアイアムゴールドが現れることが心配され、金鉱株はまだ買えない、という意見が多いのだが金鉱株のETFは安値を更新しなかった。いよいよ投資家たちは割り切り、悪材料を無視できるようになったのだろうか。もしそうなら、金鉱株の底打ちは近い。

(参照したサイト: What To Expect In December

No 'Santa Claus Rally' for Stocks as December Starts With a Thud

Iamgold: Dividend Suspension + Falling Gold = Big Plunge

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