迫るIPO: ツイッター株は良い投資になるとは思わない --- 47%

米ツイッター、IPO価格レンジを23─25ドルに引き上げ(ロイター)
いよいよツイッターの取引が木曜に始まる。
IPO価格の設定は6日に行われる予定で、ツイッター株は7日にニューヨーク証券取引所(NYSE)に上場する。(ロイター)
「取引開始早々にツイッター株を買うべきか」、「いくらまでなら買えるだろうか」、と盛んに議論されているが、CNBCはこんな報道をしている。
投資家たちは懐疑的だ。AP-CNBCの調査によると、約半数(47%)の能動的な投資家たちは、「ツイッターは良い投資になるとは思わない」、と答えている。このような意見は年収の高い投資家に多く、年収が7万5000ドル以上ある投資家の56%が、ツイッターの将来性を疑問視している。

悪い冗談だが、取引が始まって早々にこのクジラが出現したら、ツイッターの株価が一時的に下がるかもしれない。

ツイッターに不具合が起きると、このクジラが現れる。

AP-CNBCの調査に戻ろう。
・ ツイッターのアカウントを持っているのは5人に1人の割合。10人に1人はツイッターを見ているがアカウントを持っていない。
・ 約25%のアカウント保有者が、少なくとも一日一回のツイートをしている。29%のアカウント保有者は、いままで一度もツイートをしたことがない。
・ 約30%のツイッター・ユーザーが、買った製品に関する苦情、または企業のサービスの悪さなどをツイートしたことがある。
・ ニュース速報源としてツイッターを利用している、と答えたのはたったの16%。
・ ツイッターに対して好感を持っている、と答えたのは19%。フェイスブックに対して好感を持っている、という回答は47%あった。 
・ 5年後ツイッターは成功していると思う、という回答は35%。5年後フェイスブックは成功していると思う、という回答は49%。 
・ 9%の人たちは「ツイッター」という言葉を聞いたことがない。12%の人たちは、「ツイッター」と聞いても、それに対してどう答えてよいのか全く分からない。
ひょっとすると、ツイッター株が好調なのは初日だけかもしれない、と心配になってしまうが、ここで思い出したのはバリー・リットホルツ氏のコラムだ。タイトルは「Reduce the noise levels in your investment process(投資プロセスから雑音を減らせ)」、というものだが、興味深かったのはこの部分だ。
雑音を減らすことは簡単なことではない。なぜなら、それはあなたの習慣に歯向かうことになるからだ。
リットホルツ氏によれば、投資家には5つの習慣/癖がある。
・ ニュース: ほとんどの場合、ニュースは古いものであり、それは既に株価に織り込まれている。
・ ニュース/情報の集め過ぎ: 大量に情報を収集することは、トレーダーに誤った自信を与え、結果的に間違った投資判断をしてしまう。
・ 逸話と情報の混同: 逸話はたしかに興味深い。しかし投資に役立つのは統計/データだ。
・ 専門家の意見: あなたの投資目的はアセットを増やすことだ。しかし、テレビに出演しているアナリストや専門家には、はたしてどんな意図があるのだろうか?
・ 短期的なゴール: 集めている情報は、一時的な動きを説明するものであり、結果的には意味の無い雑音ではないだろうか?
ツイッター株を初日に買うことは、あなたのアセットを増やすことになるだろうか?この数字が参考になると思う。
調査会社イーマーケッターによると、新たな仮条件レンジにおけるツイッターの企業価値は最大で136億ドル。これは2014年の売上高見通しに基づと約12.5─13.6倍の水準。フェイスブック、リンクトイン株は、2014年の売上高見通しに対し約12倍の水準で取引されている。(ロイター)

(参照した記事: 米ツイッター、IPO価格レンジを23─25ドルに引き上げ

AP-CNBC Poll: Twitter Faces Skeptical Investors

Reduce the noise levels in your investment process

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