迫るツイッターIPO、32ドル50セントまでなら買いだ!?

いよいよツイッターのIPOが来月に迫った。
NY証取、米ツイッターIPOに向けたシステムテストに成功 
[ニューヨーク 26日 ロイター] -米ニューヨーク証券取引所を運営するNYSEユーロネクストは26日、短文投稿サイト運営大手ツイッターの新規株式公開(IPO)のためのシステムのテストを行った。フェイスブックがナスダックに上場した時のような、システム障害による混乱を避けることが目的。
トレーダーたちが散々な目にあったフェイスブックの初取引日のことはよく憶えている。オンラインで買い注文を入れたところまでは良かったのだが、いつまでたっても買えたという確認の表示がされない。


仕方が無いので、トレーダーたちは証券会社へ電話をすることになったのだが、他のトレーダーも一斉に電話をかけているから「しばらくお待ちください」の録音されたメッセージが繰り返されるばかりで、なかなか担当者が出てこない。

知人の話によれば、担当者と話をしても全くらちがあかなかったようだ。「ナスダックに障害が起きており、当社も注文の確認を待っているところです」、という説明がされ、システムが正常に戻るのを待つしかなかった。

フェイスブックの初取引日は2012年5月18日、金曜だった。公募価格は38ドル、初値は42ドル、そして終値は38ドル37セントというガッカリな展開だった。おまけに、取引開始早々システムにトラブルが生じ、個人トレーダーだけでなく金融機関も被害を受けた。
UBSは100万株のフェイスブック買い注文を入れた。買い成立の知らせが直ぐにナスダックから来なかったため、UBSは同様な買い注文を繰り返し入れた。しかし後日、UBSは100万株以上のフェイスブック株が買えていたことを知った。「明らかにナスダックの不手際だ。取引が成立したかが分からないといった支障が発生した時点で、ナスダックはフェイスブック株の取引を即刻停止するべきだった」、と被害を受けた各金融機関から非難の声が上がっている。ナスダック側は不手際があったことを既に認め、6月6日(水)、最高経営責任者は「恥ずかしい出来事であり、業界の皆様にお詫びしたい」、と語っている。更にナスダックは、被害を受けた金融機関に対する賠償として、4000万ドル(現金とトレードの割引)相当の支払いを計画している。(当時の私のブログから抜粋)
という訳で、フェイスブックで痛い目にあったトレーダーたちは、もう二度とIPOには手を出さないと誓ったのだが、このヘッジファンド・マネージャーの言葉で考えが変わり始めた。
I would pay up to $32.50 a share for Twitter’s common shares.「32ドル50セントまでなら、私はツイッター株を買う。」 -- ダグラス・カス氏(シーブリーズ・パートナーズ)(*ツイッターは7000万株を発行し、公募価格は17-20ドルが計画されている。)


見てのとおり、カス氏もツイッターの利用者であり、68,231人ものフォロワーがいる。「まだファンダメンタルズが確立していない会社の株を買うことは私の投資姿勢に反するものだが、ツイッターの業界における独占的な存在を考慮すると、ツイッター株は多くの投資家たちから急速に支持を得ることだろう」、とカス氏は語っている。更に氏は、「ツイッターはアマゾンの再来」となる可能性も語り、とにかくツイッター株に強気だ。

(注: ロイターによると、ツイッターは11月7日に取引を開始する見通し。)


(参照した記事: NY証取、米ツイッターIPOに向けたシステムテストに成功

Doug Kass: I’d Pay $32.50 a Share for Twitter

まだまだ続くフェイスブックIPO物語

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