やはり米国デフォルトが心配な投資家たち: 跳ね上がった短期国債利回り

デフォルトまであと9日。山田 順氏の言葉をもう一度借りると、「民主党も共和党もバカではない」ということになるのだが、今朝のニュースで分かるようにオバマ大統領は制限時間ギリギリまで戦う姿勢を崩していない。
このニュースに早速反応したのは米短期国債(1カ月債)だ。



 上のチャートはZero Hedgeからのものだが、1カ月国債の利回りが、リーマン・ショック以来最高のレベルに跳ね上がった。「米国デフォルトの可能性はゼロ」、と専門家たちは語っているが、膠着状態が続いている議会を見ていると、投資家たちはやはり心配になるようだ。

国債のニュースは株の売り材料にもなった。火曜のマーケット終了まで1時間半を残し、現在ダウはマイナス0.81%、S&P500指数はマイナス0.91%、そしてナスダックは1.76%の下げとなっている。ダウ工業株30種平均の日足チャートを見てみよう。


先ず、今日の下げで、6月の安値と8月の安値を結んで引いたトレンドラインを決定的に割った(A)。短期トレンドを示す20日移動平均線(1)、そして中期トレンドを示す50日移動平均線(2)は下向き。しかし、長期トレンドを示す200日移動平均線(3)は相変わらず上昇が続いている。単純な言い方をすると、短期と中期投資家は売り姿勢だが、長期投資家の買い姿勢はまだ崩れていない。

最近の動き、9月18日の高値から今日までのダウ工業株30種平均は5%を超える下げとなっているが、これとは反対に買いが目立つのはソーラー・エネルギー株、そしてダウ以上の下げで目立つのは金鉱株だ。(同期間のソーラー・エネルギー株のETFは+14%、金鉱株のETFはマイナス16%。)

先ほど、オバマ大統領の記者会見があった。
オバマ米大統領は米国がデフォルト(債務不履行)に陥るリスクは現実のものであり、「少数の無責任な議員」が景気回復を危険にさらすような脅威を生み出しているとして非難した。議会が連邦債務の上限を引き上げなかった場合、社会保障交付金や軍人への支払いよりも国債償還を優先するかどうかについては言及を避けた。(ブルームバーグ)
この記者会見について、iBankCoinのThe Flyは、こういう感想を述べている。
オバマ大統領の見せている頑固な姿勢は、子どもや知恵遅れの人たちが持つ頑固さと同様なものだ。米国政府は正に現実離れの状態だから、株式市場には原爆が投下されることになるだろう。
いつも過激な事を言うThe Flyだが、頑固な大統領の態度を賞賛する人は少ない。もちろん、野党を賞賛する人も少ない。国民の議会支持率は10%、正に呆れてものも言えない状態だ。


(参照した記事:米大統領:デフォルトのリスクは現実にある、景気回復脅かす

Panic: 1 Month Bill Yield Explodes, Prices At 0.35% Highest Since Lehman

Recap of Obama’s Debt Ceiling Speech

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