盗聴国家アメリカ、市民のデモが始まった

怒っているのはメルケル首相だけではない。

写真:AP
盗聴国家アメリカ、傍受対象になっているのは世界の要人だけでなく、私たち一般市民のプライバシーも政府によって侵害されている。Stop Watching Us(監視をやめて)、と人々は怒りの声を上げ、ワシントンでは早速デモが起きている。


ワシントンでのデモ(写真:USA TODAY)
(デモの模様はUSTREAMで見ることができる。)

報道されているように、スノーデン元米中央情報局職員が提供した機密文書により、米情報機関が外国の指導者35人の通話を盗聴していたことが判明した。更に、NSA(米国家安全保障局)はベライゾン社(電話会社)から数百万人に及ぶ人々の電話記録を収集し、監視は米国内の一般市民にも及んでいる。
Obama's Credibility Is Melting: オバマ氏の信用が崩壊している -- ダニエル・ヘニンガー氏(ウォール・ストリート・ジャーナル)
かの昔、盗聴が発覚して失脚した大統領がいたが、米情報機関による盗聴は単にオバマ氏の信用を下落させるだけでなく、米政府全体に対する不信につながっている。
・ 外交に悪影響: 米国の同盟国は以前のように米国を支持することができない。米国が民主主義の見本だと思っていた海外の人々は、今回の盗聴事件で米国に対する見方が一変した。
・ 国内政治に悪影響: 債務上限問題で分かるように、オバマ氏は共和党と話し合うことを拒み続けた。言うまでもなく、今回の盗聴で、共和党のオバマ氏に対する不信感はいっそう強くなった。与党(民主党)も盗聴事件を苦々しく思っている。なぜなら、オバマ氏は政治的な重荷になったからだ。
Monty Pelerin's Worldはこう書いている。
オバマ氏は世界のパートナーたちからの信頼は失ったが、米国内には相変わらず多数のオバマ支持者がいることを考えると、オバマ政権は今後も政治的経済的に米国を弱らせていくことだろう。オバマ政権の効果的な存続のカギは、無知な国民が、どこまでオバマ氏を信じ続けるかにかかっている。
無知な国民というのはやや過激な表現だが、思い出してほしいのはオバマケア(医療保険制度改革)だ。全ての国民が医療保険に入ることが義務付けられ、いよいよ政府が運用する保険加入のウェブサイトがスタートしたのだが、このウェブ・サイトにはトラブルが続出している。

・ つながらない。 
・ 次のページに進まない。 
・ 保険の料金計算が間違っている。 
・ 妻の名前を記したのに、いつのまにか妻が子どもとして記入されている。
あまりにもお粗末なウェブ・ページに人々はウンザリし、オバマ支持者として知られる人気コメディアン、ジョン・スチュワート氏も番組でウェブサイトを酷評した。

報道によれば、ウェブサイトを使って実際に保険に加入できたのは、たったの10%、とにかく間違いだらけで使い物にならない。更に悪いことは、多くの人々は保険は無料だと思っていることだ。言い換えると、多くの人々は保険料金を見て、オバマ氏に騙されたと思うことだろう。

もう一つの心配は、現在行われているワシントンでの「Stop Watching Us(監視をやめて)」のデモだ。デモの企画者が背後にいることは明白であり、これは以前世界中に広がった「ウォール街を占拠せよ」に匹敵するレベルに成長する可能性がある。Monty Pelerin's Worldは、「オバマ氏にはウソをつく異常な才能がある」、と書いているが、次はどんなウソでこの危機を脱出するのだろうか?


(参照した記事:米情報機関、メルケル独首相の携帯電話も盗聴か

Henninger: Obama's Credibility Is Melting

米が外国指導者35人の通話盗聴、スノーデン氏文書で判明=報道

NSA collecting phone records of millions of Verizon customers daily

Jon Stewart totally annihilates Dem Party on ObamaCare Glitches

Is Obama Through?

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