デフォルト回避、さっそく売られたドル

米国デフォルト回避で事実買い~しかし問題は先送りされただけ?!”、と大橋ひろこ氏が書いておられるように、“デフォルト回避”ではなく“デフォルト先送り”、と言った方が正確かもしれない。ロイターの報道によると:
法案の骨子は以下の通り。
*連邦政府の借り入れ権限を2月7日まで認める。
*連邦政府の支出を1月15日まで現行水準で維持する。
ということで、来年早々に債務上限問題が再浮上する可能性があるわけだ。

デフォルトが回避/先送りされ、米ドルがさっそく売られた。



上はドル指数に連動するETFの日足チャートだが、10月3日の安値を割ってしまった。言い換えると、他の主要通貨が買われた訳だが、いくつか見てみよう。

ユーロ/ドル(2時間足)


英ポンド/ドル(2時間足)

豪ドル/ドル(2時間足)

ドル/円(2時間足)

さっそくドルが投げられた原因を、FOREXNEWS.comは、こう説明している。
・ 連邦政府機関の一部閉鎖は、ひ弱な回復を見せていた米国経済にブレーキをかける結果となった。そのため、計画されていた量的緩和の縮小が遅れる可能性がある。
・ デフォルトを回避したと言っても、これは根本的な解決ではない。与野党の対立は今後も続くだろうから、近い将来、今回と同様なことが起きそうだ。
2、3日前になるが、ジム・ロジャーズ氏は、こんなことを語っている。
米国が他国と決定的に違うことは、世界史上、米国は世界最大の赤字国家ということだ。悲しいことだが、米国は缶蹴りを続け、問題を何度も先送りしてきた。当然の結果として、赤字は大きく膨れ上がった。これからも缶蹴りは続き、缶を蹴る度に、「問題は解決した」、と政府はいつものように発表するだろう。しかし、市場が米国に背を向ける時がいつか来る。嫌な結果が待っていることだろう。もちろん、世界の国々は、そうなることを既に承知だ。
 


(参照した記事: 米国デフォルト回避で事実買い~しかし問題は先送りされただけ?!

Dollar Drops As U.S. Debt Relief Fades and Other Top Forex News

情報BOX:米デフォルトを土壇場で回避、可決された法案の内容

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