チェース銀行からビジネス・カスタマーへ: 海外への送金はできません

米国の大手銀行、チェース・バンクが妙な手紙をビジネス・カスタマーに送った。



ビジネス・カスタマーというのは、銀行の口座名義が個人名ではなく会社名になっている人たちのことだが、下が手紙の内容だ。

2013年11月17日より下記が適用されます。
・ 海外への電信送金はできなくなります。米国内への送金は、引き続き行うことができます。
・ 現金の引き出しと預け入れは、毎月5万ドルまでになります。(現金の出し入れは、支店で直接行ったものだけでなくATM(現金自動預入支払機)も含まれます。)
もし私が従業員10人の小さな貿易会社を経営していた場合、海外へ送金でなくなってしまうことは非常に不便だから、他の銀行をさっそく探すことになるだろう。更に、毎月許される引き出しと預け入れ総額が5万ドルまでというのも困る。5万ドルは500万円に満たない金額であり、取引先からの入金、給料の支払い、経費の支払いなどを行えば簡単に上回ってしまう金額だ。

なぜチェース銀行は、このような不親切な規制をビジネス・カスタマーに課すのだろうか。ポール・ワトソン氏(Infowars.com)は、こう書いている。
このような奇妙な規制を課すことは、中小規模の会社を経営する人たちに大きな障害となる。なぜチェース銀行がこのような方針を打ち出したかが分からない現在、こんな憶測が飛び交っている。
・ チェース銀行は、何らかの大きな経済危機、例えば米デフォルトに備えている。(注:今朝、ベイナー下院議長が民主党案に妥協したため、現時点ではその心配は無くなった。)
・ 海外への送金を規制するということは、チェース銀行は大きなドル安が近い将来に起きることを予想している。
とにかく、飛び交う噂や憶測を鎮めるために、チェース銀行は規制に踏み切った理由を早急に説明するべきだ。
この一件は、人気サイトDrudge Reportにも、こんな形で掲載されている。

「ショッキングな要求: チェース銀行、現金の引き出し規制、海外への電信送金の禁止」

ワトソン氏が言うように、現時点ではチェース銀行の真意は分からない。繰り返しになるが、もし私がこんな手紙を受け取ったら他の銀行へ口座を移す。ひょっとすると、キプロスで起きた「銀行預金課税」がアメリカでも実施されるかもしれない、といった噂も出ている状態だから銀行側からの説明が早急にあることを望む。

(参照した記事:Chase Bank Limits Cash Withdrawals, Bans International Wire Transfers

Chase Bank Preparing For Cyprus-Style Gouging in US?

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