儲かる銘柄選びに最も大切なのは売上総利益??

下は、マーク・ハルバート氏のコラムのタイトルだ。

An easy way to pick a winning stock

“儲かる株を簡単に見つける方法”、と訳すことができるが、はたしてそんなことが本当に可能なのだろうか?さっそく記事を読んでみることにした。
投資家たちは、あまりにも明快すぎる回答を時々見落としてしまう。儲かる銘柄を選ぶためには、今日最も利益性の高い企業の株に注目することだ。
儲けている企業の株を買え、という誰もが何度も聞いたことがある言葉だが、ハルバート氏の説明をもう少し読んでみよう。

もちろん、利益性の高い企業の株の全てが上がるという保証は無い。しかし平均してみると、利益性の高い企業の株の成績は利益性の低い企業の株よりも優れている。更に、同業種の企業の株を選ぶ場合は、利益性の最も高い企業の株に投資するべきだ。
利益性を判定するために最も重要なのは売上総利益だ。
一株利益や純利益ではなく「売上総利益」に注意を払ってほしい。何故なら、ロバート・ノービマルクス教授(ロチェスター大学)が指摘するように、純利益や一株利益には、本当の利益性が反映されていないためだ。
アップル株を見てみよう。(売上総利益)÷(総資産)で計算した場合、アップルの利益性は39%になる。他のS&P500指数に属する非金融銘柄と比較してみると、この39%という数値は、ちょうど真ん中あたりだ。
では、どの企業の収益性が最も高いのだろうか?2銘柄が紹介されていた。
・ ロバート・ハーフ・インターナショナル(人材派遣会社): 収益性は119%
・ エスティーローダー(化粧品メーカー): 収益性は114%
下が両銘柄の日足チャートだ。

ロバート・ハーフ・インターナショナル
レジスタンスラインに挑戦中だから、高値更新のブレイクアウトに期待している人が多いことだろう。


エスティーローダー
ウィリアム・オニール氏が有名にした、「カップ・アンド・ハンドル」が形成されている。1で分かるように、カップのハンドルの部分は既に突破しているから、次の目標は72ドル70セント付近に走るレジスタンスライン(2)のブレイクだ。

全く目新しい要素ではないが、専門家たちは、なぜ「売上総利益」の重要性にやっと気がついたのだろうか?
アナリストたちは、あまりにも雑音の多い一株利益や純利益に注意を払いすぎてしまったのです。売上総利益の方が雑音が少なくスッキリしています。 -- ローセン・イスラエル氏(AQR)


(参照した記事:An easy way to pick a winning stock

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