JPモルガンからツイッター・ユーザーへ警告

JPモルガンに、ツイッターのハンドル名を奪われてしまった、という話がある。ご存知のように、JPモルガンは大手金融機関であり、正式名はJPモルガン・チェース&カンパニーだ。
JPモルガン・チェース(JPMorgan Chase & Co.)は、アメリカ合衆国ニューヨークに本拠地を置く銀行持株会社で、商業銀行であるJPモルガン・チェース銀行(JPMorgan Chase Bank, N.A.)や投資銀行であるJPモルガン(J.P. Morgan)を子会社として有する。(ウィキペディアから)
ツイッターのハンドル名が使えなくなってしまったのはチェース・ジウンタさん(25歳)、テキサス州在住のグラフィック・デザイナーだ。8月の終わり頃まで、ジウンタさんは、こういうハンドル名でツイートをしていた。



@Chaseで分かるように、ジウンタさんは自分の名前をハンドル名にした。しかし、このハンドル名からはJPモルガン・チェースが連想されることも事実だ。そんな誤解を防ぐためだと思うが、@Chaseの下には「このアカウントはJPモルガン・チェースとは一切関係無い」、という断り書きがある。

ニューヨーク・ポストから抜粋しよう。
・@Chaseでは、他の人たちによってツイートされた大手銀行非難が頻繁にリツイートされていた。
・JPモルガン・チェースは@Chaseを約1年にわたって追跡しており、商標権を侵害されたとして苦情を最近申し立てていた。
・先週木曜、ツイッター社は@Chaseのハンドル名をジウンタさんから取り上げJPモルガン・チェースに渡した。(それまではJPモルガン・チェースは@ChaseNewsというハンドル名を使っていた。)
・ツイッターには、不正に商標を利用して意図的に誤解を招くツイートをした場合は、アカウントが停止されるという利用規約がある。
・ツイッター社は、ハンドル名を取り上げる前に、ジウンタさんに規約に従うように警告した。
・ハンドル名を取り上げられる前、ブローカーと名乗る人から、「@Chaseのハンドル名を放棄するなら2万ドルを支払う」、という話がジウンタさんに持ちかけられた。しかし、ツイッター社はハンドル名の販売を禁じているため、ジウンタさんはその話を断った。
ジウンタさんのしたことは、ツイッター利用規約に違反する「不正に商標を利用して意図的に誤解を招くツイート」に相当するのだろうか。A Lightning War for Libertyは、こう書いている。
ジウンタさんの名前がチェースでなかったなら話は別だが、現にジウンタさんの名前はチェースだ。今回の件で明らかになったことは、企業は好きなハンドル名を使うことができるが、個人にはその権利は無いということだ。
言うまでもなく、JPモルガン・チェースはジウンタさんのことを苦々しく思っていた。使いたかったハンドル名(@Chase)をジウンタさんに先取りされ、@ChaseNewsなどというどこかの報道機関のようなハンドル名を使うしかなかった。

繰り返しになるが、ジウンタさんのツイッターには、ジウンタさんがJPモルガン・チェースの関係者でないことが明記されている。言い換えれば、ジウンタさんの行ったリツイートをJPモルガン・チェースの意見と解釈した人は、ほとんどいない筈だ。

JPモルガン・チェースは、ツイッター社に圧力をかけて、ジウンタさんからハンドル名を取り上げることに成功した。言い方は幼稚になるが、JPモルガン・チェースのしたことは弱い者いじめと同じだ。ジウンタさんは、こんなことも語っている。「こういう結果になるのなら、2万ドルの話を承諾するべきでした。」

(参照した記事:JP Morgan ‘Chases’ off Twitter squatter

JP Morgan Targets Twitter Activist and Subsequently Takes His Handle

コメント

匿名 さんのコメント…
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