オン・バランス・ボリュームで見る米国株式市場:顕著になった売り圧力

ダウ指数の週足チャートです。あと木曜と金曜の取り引きが残っているので、まだ今週のローソク足は完全に出来上がっていませんが、このまま終了すると3週間連続の陰線になります。


「これは単なる調整ではない、下げ相場の始まりだ」、という意見が少なくないだけに、6月の安値(1)がサポートになるかが注目されます。さて、ダウ指数は30銘柄で構成されていますが、特に崩れが目立つのはエクソンモービルです。日足チャートを見てみましょう。



7月23日のピークから今日の終値で計算すると、株価は9.2%の下落となり、同期間のダウ指数の下げ率4.3%を大きく上回っています。次に月足チャートを見てみましょう。


長期レジスタンスライン(1)に弾かれる形となって、株価は現在サポートライン(2)に迫っています。入れた指標は、買い圧力と売り圧力の把握に役立つオン・バランス・ボリューム(OBV)です。見てのとおり、OBVは横ばい(3)が続き、明らかに買い圧力が不足しています。これでは固いレジスタンスラインを突破することはできません。

下は、テイザーガンの会社、テイザー・インターナショナルの日足チャートです。


矢印で示したように、強力なブレイクアウトには、OBVにも強力な上昇が伴うという好例です。

ダウ指数の日足チャートに戻りましょう。


青(2)はオン・バランス・ボリューム(OBV)、赤(1)は13日平滑移動平均線です。OBVは下向き、そして移動平均線より下にあり、移動平均線は下降しています。売り圧力が買い圧力を上回っている状態ですから、現在のマーケット環境では積極的な買いはできません。

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