金鉱株:空売った株をそろそろ買い戻す時だ

金に関する弱気なニュースが相変わらず報道されている。例えば、このニュースがキッカケとなって、保有している金鉱株を手放した人たちがいることだろう。

7月2日(ブルームバーグ):金相場の下落が続き、投資家が上場取引型金融商品(ETP)を通じて保有する金の価値の総額はピークだった昨年10月と比較して660億ドル(約6兆6000億円)減少し、一部の鉱山会社は採算を取れない状況に陥っている。

一例として、米国最大の産金会社、ニューモント・マイニング(ティッカー:NEM)の日足チャートを見てみよう。





今年ここまでの成績(1月2日~7月12日)はマイナス41.15%、とにかく惨憺たる状況だ。移動平均線は3本揃って下げ、強いダウントレンドが示されている。こんな株は買えない、これは空売り候補だ、と言う人が多いと思うが、月足チャートにはこんなパターンが形成されている。



ヘッド・アンド・ショルダーズの有名な売りパターンだ。頭からネックラインまでの長さが予想される下げ幅だが、現在の株価は目標株価にほぼ達しているから、売り手たちは空売った株をそろそろ買い戻しにかかることだろう。もちろん、割安株を狙う投資家も参入してくることだろうから、短期的な反発ラリーが展開される可能性がある。

下は金鉱株のETF、Market Vectors Gold Minersの月足チャートだ。



2008年の安値から2011年の高値を結んでフィボナッチのレベルを入れてみた。Aで示したが、現在テストされているのは88.6%の値戻しレベルだ。もし今月のローソク足が陽線で終わるようなら、ここが底かもしれない、と判断した人たちの試し買いが起きることだろう。

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